おもひで…
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/09/05 16:43:40
頭の片隅から
ぽろりと転がった
懐かしい記憶のかずかず・・・
なんだか
あたたかくて、甘いような
きらきらしたしろもの・・・
こどものわたしの目線で
みえている
どれもこれも
大切なたからもののような
おもひで
今は、いない人たちの
笑顔、声、風景まで
そこに、あって
あたたかい・・・
空や空気、風のにおひまで
あの日のまま
きみは、そこに、いますか
たとえようもない
切なさに、つつまれながら
わたしだけ
ひきもどされる
ここに居たいと
ねがえども
かなうことは、ない・・・
うつつ
儚き世界・・・
誰も、いません
嬉しかったこと、楽しかったことが
思い出として残るのだとか・・・
と言って、嫌なことが全部消えるわけでもなく
時々顔を出して、ドキッとさせられたりしますよね。
思い出を紐解くって言いますが
ひもをかけたまま、そっとしておきたい
思い出もあります。
ほんの一握りの幸せを
思い出にに昇華出来るのは
いつのことでしょうか。
願わくばこのまま・・・