Nicotto Town



These

「あのさ、」そんな言葉で不意に始まったお前の言葉が、
途切れとぎれの雑音に交じれて、FMラジオの音声みたいに聞こえた。
お前があの時、何を伝えたくて、何を想っててなんて、
今となっちゃどうでもいい様に感じるんだ。

楽しめてたのかわからないキャンパスライフ。
俺が握り締めた片道切符は今もあの日のままでさ。
つまらない言い訳だけで、卒論が書けちまうような
そんな、そんな既視感さえ憶えてたよ。

洗礼された崇高なアートは未だ俺にとっちゃ唯の落書きだし、
流行りに塗れたJ-POPはお飾りに照らされたスポットライト。
俺が今綴ってる言葉さえもただのチャチな飾りでしかなく、
でもこの言葉だけは紙面上の言葉では終わらせたくなくて……

何が本当で、何が嘘で、何が飾りで、何が告白かなんて
紙面上の意図を読み取ろうとするお前らには絶対に
解って欲しくないし、解って貰おうだなんて思ってないよ。
でもさ、ただライナーノーツに篭められた意図くらいは
読み解いて欲しいなんてワガママ
今、今だけはちゃんと聴いてくれないかな?

俺がこの若干20年で何に憧れ、何を模索し、何を彩ろうかなんて
今だにわからない。I・N・G 進行形 人生は鈍行 考え中。
でもただ俺は与えられる物ばかりに満足せずに、
自分でも何かを描きたくて、何かを歌いたくて此処で唄ってる。

馬鹿と触れ合った茶番、煌めいた夢の黎明。
誰も彼も会う奴みんなが煌めいてて、眩しくて、
正直羨ましすぎて妬んだ日もそりゃあったさ。
でも恨んでも始まらないから、仲間に笑顔振りまいて今も生きてる。

偽善事、上辺っ面、どれもこれも対人関係はしんどすぎて
死のうだなんて思った事はないが、生きるのをひたすら辞めたくなった。
現状然し依然として行わない自殺活動に、
身を焦がれなかったのが唯一の救い

だってどいつもこいつも暖かすぎて、
俺が引き篭って頑なに暗く閉じた世界の中でも
先に見える目の前の扉を開けずにいられなかったから
だから

だから何が本当で、何が嘘で、何が飾りで、何が告白かなんて
紙面上の意図を読み取ろうとするお前らには絶対に
解って欲しくないし、解って貰おうだなんて思ってないよ。
でもさ、ただライナーノーツに篭められた意図くらいは
読み解いて欲しいなんてワガママ
今、今だけはちゃんと聴いてくれないかな?

育った学び舎、旧友と謳歌した季節、振り返る走馬灯、傷がRemember.
言葉を気軽に話し合えるこの場でまた、実のつまった談笑に花咲かしてさ
醜かったあの日の告白も、別れた筈の彼女と今も関係が続いてても、
昔馴染みの奴らと喧嘩し離れた時も、知らない奴に陰口叩かれても、
今俺はこうなんだって、この言葉で伝えたくて唄ってるから

何が本当で、何が嘘で、何が飾りで、何が告白かなんて
紙面上の意図を読み取ろうとするお前らには絶対に
解って欲しくないし、解って貰おうだなんて思ってないよ。
思ってなんてないんだけどさ

でもさ、今こうしてここに綴ってる俺の告白が
いつかの俺自身を救えるなら
続けてきたこの活動味も意味があったなって
そんな風にも思えたりしてる自分がいて

だからこの下らない詩に篭められた意図くらいは
読み解いて欲しいなんてワガママ
今、今だけはちゃんと向き合ってくれないかな?

長くなってごめんな
でもそんな風に伝えたい事は今、山ほどあるから
いつかまた会えたその時には一緒に……

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2014/03/24 00:55
先週の水曜日に5年間過ごした学び舎を卒業したので、
感慨深く今までの事を思い出して吐き出したい言葉を綴りに来ました。
此処の場所での数年間は今だに色々あったなぁとか、
思い返す事が多々ありますね。

こんな下らない自慰行為紛いの詩を
読んでくださった皆様に感謝。




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