正月ブルース
- カテゴリ:お笑い
- 2015/01/03 23:48:26
みなさま、あけましておめでとうございます。
お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は去年の暮れからこの正月三が日、朝から晩まで酒くらってまして
みなさまのところにご挨拶にもいかず 飲んで飲んで 飲まれて飲んで
いや、本当に申し訳にゃい。許してちょ。
去年の暮れにね、実家のたろにゃんを亡くした悲しみ
まだひきずっておりまして。
実家に帰って家族が顔を揃えても
いつも座ってた窓辺の席に 父はいない。
そして一昨年には祖母もいなくなってしまって
このふたりが愛していたたろにゃんまでいなくなってしまった。
少しづつ、誰かがいなくなっていく。
寂しい。
ぽっかり開いた空席が増えるごとに
胸のなかの隙間風がどんどん広がっていく。
だから、私は酒を呑む。
もういない人たちや、代々の動物達のことを思いながら
祈るような気持で、呑む。
はやく自分もあそこに連れて行ってくださいと
神様にお願いしながら、呑む。
以前お友達が紹介してくれた詩を
お友達に教えてもらっていらい、愛読しているのだけれど
この詩は、そんな気持にピッタリ寄り添ってくれる。
とても好きな詩なので、
私のところでも紹介させていただきますね、あみちゃん。
「 きのうは あすに 」 中村雅夫
新年は死んだ人をしのぶためにある
心の優しいものが先に死ぬのはなぜか
おのれだけが生き残っているのはなぜかと問うためだ
でなければ、どうして朝から酒を飲んでいられる?
人をしのんでいると独り言が独り言でなくなる
きょうはきのうに、きのうはあすになる
どんな小さなものでも、目の前のものを愛したくなる
でなければ、どうしてこの一生を生きてゆける?
亡くなっていく命があるから
いつか失うことがわかっているからこそ
だからなおさら目の前の命が輝いてみえるんですね。
新しい年と、目の前にある命と 過ぎ去った月日に、乾杯。
正月あけそうそう こんなテンションで申し訳ないですが
今年もよろしくおつきあいお願いいたします。
年明けはみなさんお忙しいでしょうから
コメント欄閉じておきます。
みなさまの一年が 幸多きものになりますように。