Nicotto Town


錆猫香箱日和


正月ブルース


みなさま、あけましておめでとうございます。

お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。

私は去年の暮れからこの正月三が日、朝から晩まで酒くらってまして

みなさまのところにご挨拶にもいかず 飲んで飲んで 飲まれて飲んで

いや、本当に申し訳にゃい。許してちょ。



去年の暮れにね、実家のたろにゃんを亡くした悲しみ

まだひきずっておりまして。



実家に帰って家族が顔を揃えても  

いつも座ってた窓辺の席に 父はいない。

そして一昨年には祖母もいなくなってしまって

このふたりが愛していたたろにゃんまでいなくなってしまった。

少しづつ、誰かがいなくなっていく。

寂しい。

ぽっかり開いた空席が増えるごとに

胸のなかの隙間風がどんどん広がっていく。




だから、私は酒を呑む。

もういない人たちや、代々の動物達のことを思いながら

祈るような気持で、呑む。

はやく自分もあそこに連れて行ってくださいと

神様にお願いしながら、呑む。




以前お友達が紹介してくれた詩を

お友達に教えてもらっていらい、愛読しているのだけれど

この詩は、そんな気持にピッタリ寄り添ってくれる。


とても好きな詩なので、

私のところでも紹介させていただきますね、あみちゃん。




 「 きのうは あすに 」   中村雅夫


新年は死んだ人をしのぶためにある

心の優しいものが先に死ぬのはなぜか

おのれだけが生き残っているのはなぜかと問うためだ

でなければ、どうして朝から酒を飲んでいられる?

人をしのんでいると独り言が独り言でなくなる

きょうはきのうに、きのうはあすになる

どんな小さなものでも、目の前のものを愛したくなる

でなければ、どうしてこの一生を生きてゆける?














亡くなっていく命があるから

いつか失うことがわかっているからこそ

だからなおさら目の前の命が輝いてみえるんですね。

新しい年と、目の前にある命と 過ぎ去った月日に、乾杯。



正月あけそうそう こんなテンションで申し訳ないですが

今年もよろしくおつきあいお願いいたします。



年明けはみなさんお忙しいでしょうから

コメント欄閉じておきます。




みなさまの一年が 幸多きものになりますように。







#日記広場:お笑い





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