一人称の話
- カテゴリ:日記
- 2015/07/25 21:58:54
よく考えれば、関西に住んでいるからか、友人達は「うち」を使います。
私も大阪生まれの大阪育ちですが、「わたし」を使っています。
最初は「わたし?ぷぷっ。だっさ」といわれたものでした。
私が「わたし」という一人称を使うのには少しわけがあります。
小学生のころは「きぃちゃんはな~」と言っていましたが、このままではちょっと恥ずかしいと思ったので選択することにしました。
「うち」か「わたし」か。
そこで、一般的に使われており、「わたくし」と変更が可能な方は「わたし」です。
よりフォーマルな場に出る事を考えるならば「うち」よりも「わたし」を選択するべきだと思い「わたし」を使うようになりました。
ですが、よく考えればみんな「うち」だから浮くことは浮いてますね……。
方言的な一人称の違いですが、私はこれが役割語と何らかの関係があるのではないかと思っています。
わしといえば、お年を召した男性というイメージ。
おれやぼくでも随分印象が変わります。
おれは強い感じがするし、ぼくは優しい感じがします。
女性としても、うちとわたしが存在しますね。
今は死語化していますがわらわやあちきなどもありますよね。
わらわだったら高飛車だし、あちきは職業語ですからね。
関西の一人称の中には共通の一人称としてわてがあります。
最も使う人はいませんが。
このように日本語には複雑な一人称が存在します。
年齢や性別により使い分けています。
方言は役割語に入るかどうかはわかりませんがねぇ……。
私は今後も「わたし」と言おうと思っています。
周囲に笑われたって、どうして他の人たちと同じにしなければならないのか意味が分からないから。
時々、日本人は協調性と強制を履き違えているような気がしてなりません。
それが一人称のシステムにも組み込まれているような気がします。
せっかく日本は一人称が多様なのに周りに合わせないといけないなんてもったいない。
自分としては一人称は萌え要素だと思ってますしねw
「わたし」or「うち」だけでなく「あたし」派はいなかったのかなーとちょっと気になったり。