Nicotto Town


ぐうたら日記


とらわれのプリンセスケーキ



2000皿完売いたしました。

ご協力いただきました皆様ありがとうございます。

また次回、心躍らせるものがあったときご協力いただければ幸いです。

以下、暇つぶしの駄文です。

ある国に大変美しいお姫様がいました。
皆から好かれたちょっぴりおてんばのお姫様は今日も町を駆け回っています。
さて、その国には立ち入ってはいけないといわれるくらい森がありました。
そこには長い時間を生きる魔女が住んでいました。
人と同じ時を生きられない魔女は恐れられ、森の奥でひっそりと暮らしていましたが、ある時お姫様のうわさを聞きました。
嫉妬した魔女はお姫様をさらってゆきました。
国中がどんよりと暗くなりました。
お姫様がいなくなったことを大変悲しんだ王様は国中にお姫様を見つけ出したものには褒美を出すというお触れを出しました。
幾人もの人々がお姫様を探しにゆき、暗い森に行きつきました。
しかし、戻ってきたものは誰もいませんでした。
さて、暗い森の奥の湖のほとりに、黒い竜の守る塔がぽつんと立っていました。
そこではおお姫様はとらわれていました。
自分の部屋のように大きくなく、小さな一部屋でしたが、紙やペン、針や糸など、様々なものがそろっていて、生活するのも苦ではありませんでした。
「ねえ、あなたは魔女なの?」
「なんのことさな」
一日に三度食事を運んでくるきれいな女性に問いかけても、そう答えるばかりでした。
「ずっと室内にいたら退屈だわ」
「そうさな」
女性はそう答えるばかりで外には出してくれそうもありません。
お姫様は普段は禁じられている暗い森の散策に興味津々で、そう簡単にはあきらめられません。
「ねえ、ちょっとだけ!すぐに戻ってくるから、ちょっとだけお散歩させてちょうだい!」
「なんのことさな」
「ねえ聞こえているんでしょう?」
「そうさな」
お姫様は頬を膨らませました。みんなこうすれば、少しぐらいのわがままは聞いてくれたのですが、女性はそのまま出て行ってしまいました。
お姫様が次に目を付けたのは塔の入り口を守る竜でした。
「ねえ、あなた、そうやって毎日そこにいて、退屈じゃないの?」
「退屈だ」
「そんな仕事辞めてしまわない?」
「それはできない」
お姫様はそうやって毎日竜に話しかけました。
そして、二年の歳月が流れました。
お姫様は門番の竜に乗り、一人で飛び立ったのです。
そして、塔から不安げに顔をのぞかせていた魔女に問いかけました。
「あなたは、本当にそこで、一人で暮らしていくの?」
お姫様が差し出した手を、魔女は取りました。
とらわれのお姫様は孤独な魔女と勇猛な竜を連れてお城に変えることに成功したのです。
孤独な魔女は竜とともに旅に出、お城に戻ったお姫様は幸せに暮らしました。
めでたしめでたし。


ということで、助けてくれないなら自分で自分を救うお姫様コーデにしてみました~

ここまで真面目に読んでいただいた方ありがとうございました。

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2022/05/29 20:00
kennyさんへ

最後までありがとうございます(笑)
一時間で書き上げられる限界ですね~
強いヒロインと悪役も幸せになれる世界観で書いてみました~
社会に出てみれば自分を救えるのは自分だけって時結構ありますしね(笑)
アバター
2022/05/29 08:18
真面目に読んだよw

これをベースにファンタジー映画できそうやん!

結局、頼れるのは自分、ゆうことね(^o^)



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