可能性の確率は
- カテゴリ:日記
- 2016/05/31 21:36:17
可能性って測りきれないと思う。
もし私がテンション低くなかったら。もし私が注意してたら。もし私が周りをちゃんと見ていたなら。もし私がいなければ。もし私が生まれていなければ。
私が悲しむこともなかっただろうし、何より皆が悲しむ必要がなかっただろう。
私のせいじゃなくても、測りきれない可能性に私はいつも後悔する。
怒られた時、何が嫌かって、相手の雰囲気と言われてる内容で泣いてしまう。
まるで存在否定されてるかのような。
そこで葛藤するから落ち着くまで時間がかかる。
とりあえず、明日から頑張ろうか。
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
金子みすず [1903-1929] の詩。
それぞれが、べつべつで、でもそれに優劣は無いことを、
それぞれが、素晴らしいのだということを、
これほどうまく、表現した文章はないと思う。
「みんないい。」何かの基準を決めては競いあうこの現代では、
この言葉を聞くことは稀だ。
涙が出る。
◆ MINEW の座右の銘 ◆
http://www.asahi-net.or.jp/~pw2t-mnwk/Favorite/Misuzu.html