Nicotto Town



「ハル らんらん♪和崎ハルでございます」


「婦人参政権70周年記念 ミュージカル ハル らんらんー和崎ハルでございます」は、今のところあきた芸術村 わらび劇場でしか上演されない

明治半ばから昭和にかけて生きた女性の実話だけれど
わたしには、自分の人生と同じ3つのポイントがあった

その第一が、家長=主人=男が死ぬと一家離散
2番目が、女が学ぶこと、働くことに妨害と性差別が
3番目が、妻>労働者>芸者>遊郭という身分差別・偏見で女同士が分断される

今、そんな時代じゃないでしょ?
という声が聞かれるが
1948年生まれのわたしは
家父長制がなくなったばかりの社会のなかで
同じ経験をしてきた

① 父がなくなり、高校を中退して住み込みで働きにでた
② 親戚の男性は性加害者となり母や妹は傷ついた
③ 結婚することが女の幸せ>働くことは女の不幸という偏見で差別される

ハルは秋田初の美容院を開き、芸者学校をつくり、廃娼運動をし、婦選運動を行い、衆議院議員になる
歌って踊って、舞台は回っていく

ハルが政治家になったのは
女が生きる尊厳を取り戻すためだったんだ
男と仲良くするための政治ではない
女が女の人生に共感する政治だったんだ
と、感激した

夜になって、ツアーに集まった19人の方たちと会食した
「女性参政権70周年ツアー」と銘打った企画は
北海道から京都まで女性地方議員の方が多かった

日本会議から標的にされ職場を失い、裁判を起こして勝訴したMMと
この35年のあいだにどんな日本会議の妨害があったか
闘ってきたかを私も自己紹介で話した
都知事選とからめてまとめて話したもうひとりの友人の話に
全然知らなかったという方もいて、わたしたちもびっくり
次々に質問と各地の状況が話される
よし、帰ったら一歩進むよ!

盛り上がったところに
わらび座から3人の劇団員の方が見える
唱歌・民謡
篠笛、お琴、
太鼓と踊りとソーラン節にいっしょに歌って拍手喝采
最後にこのサプライズがツアーの中のNさんからのものだと紹介される

たまたま、このツアー企画のお知らせをもらったNさんは
大阪から東京に帰ってきた翌日に秋田にでかけてきたという
わらび座劇団員に姪御さんご夫婦がいて、
今日のサプライズを申し出てくださったという
「わらび座を観るのもこれが最後という年齢になったから、
がんばってでてきたよ」という
どこかでつながっているんだね
「今年の最後、来年もあるよ」と声を掛け合って
そう、ハルさんが生きたように
目の前のこと
女たちが尊厳を取り戻せること
やっていこう

このあとも秋田県歌の日本舞踊が披露される
楽しく過ごした夜でした





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2016/08/02 08:55
分断をしないためには
法の整備などもあるのでしょうが
それよりも、ひとりひとりが賢くなることでは
ないかと思っています。とても遠い道ですけど
賢くありたいと思っております♪
アバター
2016/08/01 20:27
70年、1人の人間の視点で見るととっても長いけれど、
長い歴史の中ではまだほんのちょっと、つい最近の出来事。
価値観とか生き方とか、女性自身も、周りの考え方も、めまぐるしく変わってますよね。
少し進んでは、また戻ったりしながら。
何事も自分で選べるのは、とっても幸せですね^^



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