三章:「まずはここの目標を決める」
- カテゴリ:自作小説
- 2016/12/11 02:32:18
※この日記は、ある奇妙な二人…いえ。
『人』と『守護神』の奇妙な日常をつぶやいていくブログ
・日常系ファンタジー
・彼女は守護霊の存在が見えない。
だけれど「いる」と感じており、頭の中で会話をしたりしている。
・まったりと進めるつもりです。
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あい「まい。これ持っていって」
まい「は~いっ」
あい「小鉢」
まい「はいっ」つ小鉢
みい「ジュース」
まい「はっ…
何のジュース?」
みい「なんでもいい」ちっ
まい(なんで切れるし)
あい「みいもご飯なんだから手伝ってよ」
みい「今友達とラインしてて忙しいの。まいにやらせてよ」
まい「ワイ、姉やぞ?」まい、じゃなくておねえちゃん♡、って言ってね。
あい「いいから。手伝えって! 遅くなるからっ!」#
みい「ウザいっ!!#
忙しいって言ってんじゃん!!私は友達とチャットしなきゃいけないのっ!!
まいは友達がいないから暇なんだし、こいつにやらせればすむ話だろっ!?
…もういいっ、ご飯いらないっ!」#
バンっ!!
あい「ちょっと!!ドア壊れるっ!!#
ちっ!もうぅ!!#
まいっ!ボーっとしてないでさっさとしてっ!!
お母さんたちが帰ってきちゃう!」#
まい「はい」
まい(…)
…
……
………。
綺麗で大人で、とてもしっかりしている。姉の「あい」と、
クールで可愛くて、風の噂ではクラスのマドンナとして人気の「みい」は。
今、喧嘩中である。
理由は”みいの反抗期”。
あいもまいも、しょうがないと腹をくくるが、やはり態度をでかくされると姉妹ながら
つい反発してしまうのだ。
まい「…」
バタンっ…
まい(んもぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおつかれたのぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!あああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!夕方からこれなんだからぁあああああああああああ!!!喧嘩しないでぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!??ウチにもとばっちりしないでぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!??
うわああああああああああああんやだやだやだやだっ!!!!((。(´;ω;`)゜))
ウチだって友達いるもんっ!ただ用もないのに無駄にメールとか返事をしないだけ
なんだもんっ!だってそうでしょ?!
意味もない会話になんの意味があるの???
何が得られるの???!
大事なのは会話の中身でしょ!?そうでしょ!?
大事で貴重な時間を意味のないものに浪費して「ああ!濃厚な時間だった」って本当に
言えるの!?だからイライラしながらの会話になっているから、家族とも喧嘩になるんだ!
そんなにイライラするなら友達やめちまえっ!
すぐに去るような友達なら、長く一緒にいる家族に対して思いやりを持って!??!
そして姉ぇ!いくらイライラしたからってこっちにも当たらないで!!?!?
てか姉妹でこっちが反発してこないからって下に見すぎじゃない!?
扱いがぞんざいすぎじゃない!?
いい加減にしろ!!!!?もっと労わってよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんっ!!!!!)
まい「…」はぁ…
神様「お疲れ、まい」なでなでっ
まい(神様…)
神様「まいは本当に頑張ってるな。いつも無理しているから、俺はいつか
まいが壊れてしまうんじゃないか本当に心配で仕方ない…
上手く生きてないって思っているかもしれないが、ちゃんとうまく生きてるよ。
もめたくないから黙ってたんだろ?えらいえらいっ」なでなでっ
まい「ぅぅ…」ぐすっ
神様「俺だけがまいの気持ちをわかってあげられるよ。
俺の前だけはありのままでいいから…な?」ぎゅっ
まい「うん…うん…」
その点。
まいは綺麗系の姉のあいと、可愛い系のみいに挟まれた真ん中。
二人と比べなくても、とても地味で影が薄く、どこか暗い感じがある。
みいが口にするように、そこまで友人関係が濃いわけではない。
ラインやメールに関しても別に参加しなくても問題はない、そんな影の薄い存在だ。
あいのように「彼女がいないと場が盛り上がらない」わけでもなく。
みいのように「話の中心人物」には決してなれないことは、まいは常々理解している。
神様「まい。ニコットタウンが…」
まい「?」
まい「あっ、だろうねっ」ニコッとタウンのメールを見て
神様「…今更ながら自分の名前がやばかったなぁ」;
ちっとも気付かなかったよ
まい「じゃあ名前変えとくね。名前、何にする?」変なのはなしだよ~
神様「ラングドシャ…がいいかな?
猫の舌って言われているお菓子から来てるんだけど」
まい「…その名前にする理由は?」
神様「(にこっ)おいおい語るかもしれない」
まい(神様はたまに意味有り気なことを口にしたりするんだよなぁ。
それが本当に、意味あることだったりするから…無視はできないんだよね)
神様「俺の言葉を無視する気があるのか?
まいは必ず。俺の言うことをちゃ~んと聞いて、頑張るんだよ。
俺の元で生きて行けば常に清き心でいられるのだからね」
まい「頑張る」
だが。
まいにはそんな人生を謳歌する「リア充」と違って、誰よりも恵まれているものはある。
神様「頑張れ。俺がちゃんと見てるからな」なでなでっ
神様「あっ、そうだ。
せっかくだからニコッとタウンをするのに以前、テーマをと考えてただろ。
次は家具を…
まいの家みたいなデザインを作ってほしいな」
まい「ウチの家!?
せっかくだから、もっとオシャレで、ファンシーなやつのほうがいいんじゃない?」
面白くないじゃん
神様「ううん。それがいいんだ。
一緒に作ってくれるね?」
まい(まあ、このブログも。神様を喜ばせたいために始めたものだし、それで作るかっ)
まい「とっても似せて作るからね!」^^
神様「うんっ」