Nicotto Town



帰葬

帰葬~The Rejoinder Of The Oddesey


きっと末期症状だと思う程に差し伸ばす手、一体他が為?
思ったが滅入ろう綻び、緩んで搾れたしわくちゃな手は愛を知る一端。
もう少しだけ感傷に浸らせてはくれないだろうか……
現実味帯びる頃に毎夜謳う、
揺蕩う匿う身の在り方を知る名実。


思い知らされる度に進む広野、
幾何と難解を駆ける旅路。
正に思慮深き温厚の取捨選択を紐解いた長編小説。
饒舌の様で案外脆く儚い人間程、生き辛い生物他に居ない。
其れでも「人間に或りたい」と願った憶いは何処で宿る?


夢の中に描いた理想は、形を変えその身に宿る。
夢の外に拓いた未来は、独りきり俺の視界に遺る。


結局は明き盲で見据える呆れ面。
もう思考も止まると仕事となる腕か問う申し子、灯す心情盲信もせず歩む。
喧騒の静寂を聞き分けてこその実力、毎々と孤高に問うと共に共存。
況してや下らぬ理想論に手助け為る手で救える、幾つもの未来を棒に振るのは嫌だね。
亜阿相界、全うな生き方なぞ今世にあると思えやしないが、
それを詭弁沁みたお前の説教で、語れる程にこの世界は甘くはないと思うがどうだろうか?
それか網羅するよりも早く悟りを開くか、俺もお前も同じの穴の貉。
朽ちたその身で何回も考えに迷う言葉、それも同じだ。
そしてこの先に大切なのは「真っ当に正面から向き合う事」であって、
夢は言葉からと思えるならば届くかどうかは後で考えろ。
これは「人間に或りたい」と願った、独りの妖怪の物語だ。


夢の中に描いた理想は、形を変えその身に宿る。
夢の外に拓いた未来は、独りきり俺の視界に遺る。


夢の中に描いた理想は、形を変えその身に宿る。
夢の外に拓いた未来は、独りきり俺の視界に遺る。


でも俺、「もういいんだ」って気付たんだよ。
いつの間にか「弱く在るよりもただ強く在りたい」と、願うだけはもう辞めたからさ。
この先に見てみたい景色が在るなら、それを共に見ていたい、信じていたいんだ。
末期症状だと思う程に差し伸ばす手、一体他が為?
この先に差し伸ばす手、一体他が為?


楽曲URL
https://soundcloud.com/yorunotori_nue/the-rejoinder-of-the-oddesey





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