Nicotto Town


エミルの風姿花伝


『目覚めよ、と呼ぶ声が聴こえ』千夜千曲(2) 

1731年11月25日の日曜日
教会で 聖マタイによる福音書
第25章1節から13節 が唱われた

バッハはこの日のために作曲し

カンタータ第140番
『目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声』
Wachet auf, ruft uns die Stimme)BWV140

初演となった

後にオルガン用として編曲されたのが BWV645


2017年 そう 本年
世界中で多数の教会が用いる教会暦に従えば
11月12日の日曜日に
バッハ初演の年に読まれたのと同じ福音書の箇所が
唄われたり朗読される

パイプオルガンを建造してある教会では
この日 演奏されるのではないでしょうか

カンタータの第4曲
テノールの歌うコラールは
フィリップ・ニコライ(1556-1608)作曲

教会では アドベントに用いられる聖歌なので
クリスマス前に 演奏されることも多い


教会のオルガン奏者によると
どの曲をどの季節に奏でるかはとても重要

この場合の季節とは 教会暦を指す

教会の音楽監督は
その教会暦に従って
固有の聖歌を選択し
また 奏楽の曲を示唆する

ミサ曲に関するところでまた記すことでしょうけど
キリエ
グロリア
クレド
サンクタス
ベネディクツス
アニュスデイ
等々の毎回の礼拝で用いるものと

イントロイト
グラデュアル
オファトリウム
コミュニオン
等々のその日固有の教会暦に合わせた
礼拝の目的に従った音楽があるので

その日に用いられるところの
教会暦に従った聖書の箇所
・旧約聖書
・詩編
・使徒の書
・福音書
これらに目を通し

更に その日に用いられる
集会の祈り(特祷)を基にする

ひょっとすると
牧師さんの説教より
礼拝にとっては宣教的 伝道的なもの
と言えるかも知れない

あたしが言いたいのは
礼拝における音楽の重要性で
これらを監督する聖職の方々には
もっと 頑張ってもらいたい

礼拝で用いられる音楽が
このように構成されていることに
敬意を持ち
もっと 素晴らしい 説教が発せられること
これがないと 音楽まで死んでしまう

アバター
2017/08/24 08:24
ミサ曲に関するところでの
カタカナでの表記は
ラテン語と英語での表現がごっちゃになって
ごめんなさい^^
普段は日本語で表記していますが
ここでは 一般的な表記としてラテン語がいいかな
と思いながら 英語的な表現が混じってしまいました^^
反省し 表記の仕方を整理しておきます
アバター
2017/08/23 20:24
とっても参考になりました。
私ももっと勉強しないと〜。



Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.