Nicotto Town



愛が曖へ変わってしまう前に……。

未確認幻想飛行少女aka鵺
愛が曖へ変わってしまう前に……。with maiden


泣いていた?笑えていた?彼の日の記憶が呼び醒ます夢。
ひとつ、溢るるひとつ。

熱を佩びた日々と……

 結局、咲かなかった一輪の花を未だ抱えてる私は、待ちぼうけが好きだったんだなって想うよ。
想いの葛藤なんて言葉すらも色褪せては、尊き誉れに跳ぶ。
音色の想い、映像を通しては落とした分だけの幸せの数を羨んだ。
裏返せば愛いが不意に膿んだ海、遂に継いだ罪。

「既にないや。」 

 彼の中に綴じ込めた感情は圧し殺した筈なのに、溺愛が棄て切れないんだって憂いで泣いた。
ひとりひとりのいろ。
きっと一入に廃れた想い出の海底で佇んでは、還らない想い人へ捧ぐ独りの抒情詩。


泣いていた?笑えていた?彼の日の記憶が呼び醒ます夢。
ひとつ、溢るるひとつ。
熱を佩びた日々を独りで焦がれ待つ。

今になって「意趣返しだ」なんて言葉、聴きたくなかったよ。
知りたくもなかったよ……。


それは、きっと振り向いた先に見える枯れ尾花みたいで
すぐに嘘だと気づいてしまえるような優しさだった

たかが一本の傘。
その中でどちらかの肩が濡れることをひどく恐れて。

停滞の先にあるものは「過去」か「現在」か、少なくとも「未来」ではないことだけだけは確か
だけど、その「未来」を欲しがった

いつか感じた幽幻も有限だと気づいたはずが未だに信じる、「愛」という幻想を。

遠く、遠くの方に届くなら…
…と、時に思うよ
届かないことを知ってるからこその高望み

桜の舞う季節も、
置いてきたあの花の名前も、
いつかきっと忘れてしまえることだろう。
だけど、あの日に見た空に咲く花だけが心残り
とうに過ぎたことなのに、ずっと胸につかえている。

きっと笑えていた。
だけど、零れていた涙。
それをあなたが見ていないことだけを願って。


一緒に居れば続いていた?笑顔でさよならが出来たなら……


泣いていた?笑えていた?彼の日の記憶が呼び醒ます夢。
ひとつ、溢るるひとつ。
熱を佩びた日々を独りで焦がれ待つ。

今になって「意趣返しだ」なんて言葉、聴きたくなかったよ。
知りたくもなかったよ……。
もう過ぎたことのはずなのに鮮明に思い出す
餞別のはずが未だにずっと縛りつけてさ

願ってもいないことを花弁に込めた。
もう時は過ぎ去って。
あの花も色褪せる。

慢性的な発癌性のはずが未だ否めず、ならばその痛みさえも愛せ
大抵の事はいつか、きっと散って行くから
ただ一つ変わらないこの痛みだけを抱いて

「届かないことを知っていたら、飛ばすこともなかった?」と、アスファルトに咲く花に問う

ガラス越しの言葉
聞こえるはずなんて無いのに
伝わったよ、その想い

泣いていた?笑えていた?彼の日の記憶が呼び醒ます夢。
ひとつ、溢るるひとつ。
熱を佩びた日々を独りで焦がれ待つ。

今になって「意趣返しだ」なんて言葉、聴きたくなかったよ。
知りたくもなかったよ……。

一緒に居れば続いていた?二人の思い出が蒼空を舞う夢。
ひとつ、溢るるひとつ。

熱を佩びた日々と……、

結局咲かなかった青春を未だ抱えてる私は、
いつまでも貴方の幸せを祈ってるよ。

Track:詩奏(from.4tsunoha,Airis)/薊の花と半纏世界 inst.
Lyric:未確認幻想飛光少女aka鵺,maiden
Mix:maiden

URL:https://soundcloud.com/yorunotori_nue/before-love-changes-to-myself





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