自分の友達の中で、特に付き合いの密度が深いのが
高校時代の部活動の友。

無事に高校を卒業をして全部バラバラの大学に進んだが、
それでも今も知人以上な友達です

政治的信条や宗教の関係、そしてマルチな物に手を出した、
そんな奴らはこっちも見限り、相手だってこの場に居るのは
無理だと思ったんだろう、
そんな数名は残念ながら一切連絡はない現在です。

そういう意味でおっさんになってもそんな友達とは
強い結束が有ります。
特に若いうちに他の異分子を厳しく排除した故に、
ある意味身内である奴らとは何でも話します。

彼らとの間には山ほどの逸話が有ります。
そんな一個の話題を書いてみます。

ちなみに今はハロウィンシーズンですが
そう言うのは全く関係ないです。

あれは確か社会人なり立ての頃でした。
「自分で稼いだ金で美味い物を食う」などと
誰かが言い出しました。
でも学生時代に稼いだバイト代より逆に貧乏になった
新社会人共。

悩んだ末に行ったのは普通のカレー専門店。
「バカじゃねーの？」と俺は思ったし、
「なんでここだ！」とはっきり言う奴もいた。

しかし実家が金持ちの友は居ないので、
「ここは任せろ」とか言う奴も当然いません。

従って悩んだところでその程度の店がお似合いな訳です。

自分は辛いのが苦手なのでいつも一倍カレー
昔、5倍辛を半分も食えなかったので、いつも一倍です。

で、俺と同じで辛いの苦手な奴が言いました。
「30倍とかなんで食うのかなぁ～」と。
店の中で言うなよ！とは思いましたが、
その言に俺は同意です。
「俺もそう思う、30倍は罰ゲームじゃ無いのか？」と言いました。

しかし大和君（仮名）はそれに対して、
「辛い、だが美味い」と言って来ます。

「辛いじゃなくて、実際痛く無いか？」と俺。
前に5倍でさえそう感じたので、そう聞きましたよ。

「ああ、そう言われたらそうかも、うーん・・・・・
でもこれが美味いんだよね」と大和君。

「おぃ、痛いが美味いってなんだよ！あれか、
ＳＭクラブでムチ叩かれて快感ある奴か！お前！」
と容赦ないツッコミを入れる藤井君（仮名）

ランチタイムでは無かったですが、他に数名の客もいたので
実際そのやり取りは人に聞こえるし、
ちょっと爆笑を誘いましたよ。

という事で、後日大和君は名誉マゾと呼ばれ、
数年その称号で呼ばれるのでした。

食べ物の好き嫌いは当然ありますよね。
そこは仕方ないです。

でも考えると、別に頑張ってきつい山登っても、
得が無いのに、好き好んでそんな修行僧みたいな
事をしている俺等。
スリップやクラッシュで結構傷を作っても止めない自転車。

そこはどうなんだ？と思う訳です。

体を酷使するのを率先してやり続けるのはなんでだと。

これは平気なんだろうか？
それはノーマルなのか？
それとも30倍カレーを食うのと一緒で、
Ｍでは無いのかと。

どこかの精神分析医の方
教えてください。