Nicotto Town



3がつ26にち

昨夜は、あんまし寝れず、

つまりは徹夜状態ですー


さて、今回はこんな記事を

そー考えると、結構恐ろしいわなー


https://indeep.jp/microplastics-in-bottled-water-is-normal-now/
私たちは毎日プラスチックを飲んでいる : 世界保健機構(WHO)が「ペットボトル入りミネラルウォーターの90%以上にプラスチックが混入している」という調査結果に対し声明を発表

食物連鎖からペットボトルまで、あらゆるものから人体に入ってくるプラスチック

今は、どこの国でも飲料水をペットボトルのミネラルウォーターで摂取するのは、かなり普通のことだと思われます。ミネラルウォーターは確かに衛生的で、細菌や寄生虫は混入していはいません。しかし、プラスチックの含有量もまた豊富なようです。

それでは、英国ガーディアンの記事です。


WHO launches health review after microplastics found in 90% of bottled water
theguardian.com 2018/03/15

90パーセント以上のボトル入りミネラルウォーターからプラスチックが検出されたことを受けて、WHOは声明を発表した

研究者たちは、一般的なボトル入り飲料水ブランドから発売されている製品から検出されるプラスチック・ファイバーの含有レベルは、水道水で見られるものの 2倍になる可能性があることを見出した

世界保健機関(WHO)は、世界で最も人気のあるボトル入りミネラルウォーター・ブランドのいくつかのペットボトル製品を新たに分析した結果、それらの 90%以上に微細なプラスチックが含まれていることが判明した。以前の同様の研究では、水道水の中に高レベルのマイクロ・プラスチックが発見されている。

この新しい調査では、11カ国の異なるブランドから出されている 259本のミネラルウォーターのペットボトルを分析した。

その結果、ミネラルウオーター 1リットルあたり 325個のブラスチック粒子が検出された。

分析されたそれぞれのボトルは、アメリカ、中国、ブラジル、インド、インドネシア、メキシコ、レバノン、ケニア、タイで購入されたものだ。

試験した 259本のボトルのうち、プラスチック粒子が含まれていなかったのは、17本だけだった。

その中で最も高かったのは、Nestle Pure Life (海外のミネラルウォーター)で、1本のボトルから、水 1リットルあたり 10,000個という高濃度のプラスチック粒子が検出された。

調査をした科学者たちは、以前報告された水道水の研究と比較し、「ペットボトル入りのミネラルウォーターの中には、水道水の約 2倍のプラスチック粒子が発見された」と記している。

この新しい調査によると、見つかった最も一般的な種類のプラスチック断片は「ポリプロピレン」で、これはボトルのキャップを作るのに使われるのと同じ種類のプラスチックだ。

世界保健機関(WHO)のスポークスマンは、この調査に関して、ガーディアンに、この問題が人体の健康に影響にする可能性についての証拠はまだ出ていないが、新たな懸念事項ではあると認識しているとした。

また、この調査と関連がないもうひとつの分析もなされていた。これは、消費に関するキャンペーン団体「ストーリー・オブ・スタッフ( Story of Stuff )」に委託されたもので、アメリカの 19種類のペットボトル入りミネラルウォーター・ブランドを調査した。その結果、アメリカのミネラルウォーターにも、プラスチック・マイクロファイバーの含有が広範囲に広がっていることが判明した。

この研究を行ったうちのひとり、アビガイル・バロウズ(Abigail Barrows)氏は、プラスチックがボトルに入る可能性のあるルートはいくつかあると語った。

「プラスチックのマイクロファイバーは容易に浮遊します。それは外部だけでなく、明らかに工場内でも起きています」と言う。

そして、科学者たちは、海洋のマイクロプラスチックによる汚染は恐らく懸念されているよりも悪いと述べる。

キャンペーン団体のジャクリーン・サヴィツ(Jacqueline Savitz)氏は次のように述べている。

「プラスチックが海洋動物の体内に蓄積し続けていることは広く知られています。水中のマイクロプラスチックは、それ自体、そして、そのプラスチックの中の有毒化学物質、および食物連鎖の最終的な位置にいる海洋動物へのそれらの暴露の影響という三重の被害を及ぼしていると考えられます」

しかし、一方で(調査でプラスチックが検出された)ネスレ社は、この研究の方法を批判し、今回使用されていた「ナイルレッド色素」というものを使用する技術は、「誤った検出結果を生成する可能性がある」と主張している。

また、コカ・コーラ社は BBC の取材に対し、製造過程には厳格な濾過方法があると語った。つまり、現在の環境中に普遍的に偏在するプラスチックは、その微細なファイバーが 「より高度に処理された製品の中でさえも細かいレベルで見られる」ことを意味している。



ここまでです。

今回調査された製品には、日本のもの、あるいは日本で一般的によく売られているものに関しては、リストにありませんでしたので、日本で販売されているミネラルウォーターの詳細についてはわかりません。しかし、世界的なブランド商品の研究の結果として「 90% 含まれていた」ということなら、日本のものも、ある程度は含まれているのがむしろ自然な感じがします。

ところで、このプラスチックが「人間の体にどういう影響を与えるかの」ということについては、大きな結論が出ているものではないですが、いくつか出ているものとして、研究から以下のようなものが強く示されています。


プラスチックの人体に対して影響の可能性の強いもの

・腎臓、および脳の損傷との関係(プラスチック成分のビスフェノールA)

・子供の問題行動と関係している(プラスチック成分のフタル酸エステル類)

・男子の生殖機能を低下させる(ビスフェノールA、フタル酸エステルどちらも)

これに関しては、以下の過去記事で少しふれています。

男性の精子レベルの著しい低下がイスラエルの大学の大規模調査で確認される…
 In Deep 2017/07/31

なお、この記事で示しました「男性の精子の減少」は著しいもので、以下のグラフでわかるように、40年で半分以下となっています。




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