子供のころ怖かった話
- カテゴリ:日記
- 2018/05/19 06:53:11
兄が、稲川淳二よろしく私に話してくれた。どこから仕入れてきたのか。エスキモー(今はイヌイットっていうんだね)の伝説という触れ込み。
ある村で、獲物がすくないからと、赤いボート?を7つ作って、えりすぐりの漁師7人が遠征に出かけた。ところが、天候が急変しそれから雪嵐がやってきた。
村からは誰も探しに行かず、彼らはいわば見殺しにされた。それから、その村の船が漁に出ると、はるか沖を7つの赤いボートが漕いでいくのを見る。
それを見た人の船は必ず事故にあって死に、村は男を失ってとうとう廃れてしまったという話。
当時は、氷の白い世界に真っ赤なボート、のイメージが鮮烈で、怖いと思ったものだが、今考えると、あれれ?
目撃者が必ず死ぬのなら、だれが「赤いボートを見た!」と話すのだろうか(笑)