Nicotto Town



ニコッとタウン 10周年を迎えて

 急だが自分が続けていたこのニコッとタウンのブログが気が付けば、大体十周年を迎えていたっぽい。

何とも感慨深いものがあるものの、実際ここで精力的に活動していたかと言われればそういった感じはしないし、何なら昔学生だった頃の2009年から2012年位までが個人的にニコッとタウンをガッツリやっていた時期なんじゃないかなぁと思う。
遡って振り返ればこの十年は本当に様々な出逢いと経験があり、一概には形容し難いものがあったなぁと。
作詞家を目指していた十年前と違って、今は作詞家以外にもラッパーとしての活動や所属したレーベルの活動等もこなす傍ら自分が働いている職場か潰れて実際に無職になったりなど色んな事があった。
寧ろこの場所での活動が無くなって、Twitterと言う気軽に言葉を呟いてしまえる分、容易にブログという日記に書く必要が無くなってしまったのもあるんだろう。

 これは何処かの作家さんも呟いていた内容なのだが、「Twitterと言う場所に気軽に創作している内容を話して纏めてしまうと、そこで満足してしまうのでそうならないように、Twitterをしないと言うのも大切だなぁ」とか何とかかんとか。本当にその通りだと思う。
この十年の最初の二、三年に関しては当時高校生だったのもあって、持っていた携帯電話にはフィルタリングがかかっていたし、今の世情の様に気軽に学校以外の居場所で同好の仲間と繋がれるなんてのも少なかった。なので今はすっかり疎遠になってしまった中学の同期「七川冷」にニコッとタウンと言う場所を教えて貰ったことに関してはいたく感謝しているのだ。

 と言っても当初の活動といえば自分が当時作っていた小説に登場するバンドの楽曲の歌詞を投稿している様な自慰みたいな自己満足でお粗末な物ではあったが、気が付けば自分が作詞を続ける中でラップに出会いラッパーになっているのだから世の中何があるか分からないものだ。幾つかの作品は恥ずかしすぎて一部非公開にしているものや、削除してしまったものもあるがほぼ学生時代に作詞していた作品の六割、ほぼ半数以上の作品をあげているので暇な諸兄らは良かったら読んでほしい。本当なら顔が真っ赤になりそうな感じがしないでもないが、自分の中で抑えておくのも勿体ない気がするのでそれはそれで…という事で。

 少し話は脱線するが、自分が最初に書いた詩と言えば、「Salamander」だったような気がする。
今読んでも厨二病の片鱗がひしひしと伝わっていて凄く痛い感じがするが、今に至るまでに繋がっているルーツもあるなと。初めて中学生の頃に作詞を初めてからは、ファイルがぱんぱんになるくらいになる分とルーズリーフ三冊合わせて四冊分、十曲分のアルバムに換算するとゆうに四十枚以上を超える分の作品を書いてきているのだから、自分で思い返しても馬鹿だなと。
 何だったら毎日作詞を続けて一曲以上の詩を書いていたのだから驚きである。

 その経験が今に繋がって今回投稿した作品の「Drop Off... feat.JUMP,杞憂 & たけの」へと繋がっている。
この作品自体は2015年に一回音源化されていて、その時のメンバーや乗っているトラック(楽曲)は全くとして違うのだが、自分のクオリティがこの作品の完成度に満足していなかったので、もう一度作り直したいという思いが数年前からずっと思っていたのもあり、年号を跨いで平成から令和へと変わってしまったが、この作品を自分の好きなメンバーと作り直せて凄く良かったと思う。勘違いしないでほしいのだが、以前に作った作品も自分のクオリティに満足していないだけで、その当時に作った作品も凄く好きなのだ。
この曲のテーマとしては「人生と愛」、当時に作った時のテーマは「人生」だけであったが今作を作り直すに当たって色んな人達との縁(えにし)、色んな人達との愛によって紡がれてきたのでそういうものを落とし込めた曲になれたんじゃないかと。
表現が過ぎる気もするが、この「Drop Off... feat.JUMP,杞憂 & たけの」は平成の鵺を「愛」というテーマで纏める集大成になっている。

 そろそろ話は長くなって脱線しすぎたので、元に戻すがそんな事をベラベラ綴っているこのブログも十周年を迎えたのだ。おめでたいことなのかどうかは扠措き、節目となったのでこの機会にもっとブログの内容を投稿できていけたらと思うが、まぁTwitterから離れるのは難しいのかなぁと思う。そこはおいおいとブログに書き残していく頻度を増やしていけたらと思う。
今まで作詞、歌唱とやってきたがこれからは「魍魎ノ井戸」というクルー(ユニット)を組んでライブをしたり、所属レーベルのラジオ番組の企画立案、プロデュース、ラジオパーソナリティーとしても活動していくので、本腰を上げて色々とやっていかんとなぁと思う反面、不安もあるがそれを吹き飛ばせる位には頑張っていきたい。
そんなこんなで新年の挨拶を述べるには随分と遅くなって、そろそろ今年も1/4も終わろうとしているが、改めて今年も宜しくお願いします。

紹介した楽曲
未確認幻想飛光少女aka鵺
Drop Off... feat.JUMP,杞憂 & たけの
https://soundcloud.com/yorunotori_nue/drop-off-2





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