Nicotto Town



中華民族とかいう欺瞞


たまに「中華民族」という言葉を耳にしますが、実は、我々がいうところの民族というもの(遺伝子とか文化が共通の人々)という意味では、中華民族なんてありません。

あるのは漢族であり、あるいは彼らがいうところの「少数民族」すなわちチベット族、ウイグル族、モンゴル族……などなどなのです。
ああ気色悪い。
本来個々の人たちはチベット人であり、ウイグル人であり、モンゴル人です。
当然です。
そもそも、モンゴルについてはモンゴル国という国が中国の外にあります。
そして内モンゴル(自治区)と境を接していますが、別の国なのです。
なのに、モンゴル国のモンゴル人はモンゴル人であり、
内モンゴル(自治区)の人はモンゴル族ってなんだそりゃ。

さて、実は本日、フランスはナントの博物館が、モンゴル帝国とチンギス・ハーンに関する展示をしようとしていたところ、
中国政府から「モンゴルという名前を使うな」「チンギス・ハーンという名前を使うな」「地図やパンフレットなどの管理は我々にやらせろ」などと、とんでもない要求があったため、展示を少なくとも3年延期するというニュースがありました。
おいおい!
おまえらの国の外の事でしょうが。

ところがタイミングよく、本日の虎ノ門ニュースでモンゴル系日本人の楊先生がこのニュースについてふれてくれたおかげで(そして有本香氏の実際の体験談もあって)
中国は現在「自国領土」と僭称している占領地に住む民族を包括して「中華民族」と称している事がわかりました。
ああなるほどね……だから、ウイグル人やチベット人やモンゴル人の漢族化を加速しようとしているわけか。
ふうん。

しかし、彼らにとっては残念なことに、中国の長い歴史は多数の史書その他の著作が残っています。
『十八史略』などにも、現在の四川省にあたるところから、チベット人が中原の方まで攻め込んできたり、逆に攻め入ったりしていった、チベット人が投稿して来たため云々かんぬん、みたいな記述が多数あります。
モンゴルや女真族その他、要するに万里の長城より北に住んでいる人々と戦ったり、攻め込まれたり、という記録がそりゃあもうたっくさん、残っているのです。
勿論これらの史書は、中国のなかに残っているのではなく(むしろ残ってなかったりするものもあるらしい)、日本はじめ世界中のあちらこちらの国に多数残っていたり、翻訳されたりしています。

へっ。

つまり違う国じゃないかよ。

なのにいけしゃあしゃあと、「そこは何千年も前から中国」などと言っているわけなんですねえ。
チベットなどの明確な占領地だけでなく、現在四川省とか貴州省とか吉林省とか黒竜江省とか……かなりの「省」が実は中国ではなかったw

まあここまで強弁しているのなら、鮮卑族の「ムーラン(木蘭)」が中国人だったなどと強弁するのもむべなるかな。

それにしても厚かましい人たちですねえ……。

と、以上自分のメモ代わりを兼ねまして、日記に書いておきます。
(↑のため、今回はコメント受付なし、とさせていただきました。ご容赦下さい)




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