天上の虹(里中満智子)
- カテゴリ：ニュース
- 2010/09/11 13:57:07
牽牛子塚（けんごしづか）古墳の見学会が
奈良県明日香村で今日明日開かれてるってニュースが言った
斉明天皇の墓にほぼ間違いない八角系の古墳とか。
先日『最近読んだ本』で書こうとしたのは
里中満智子の『天上の虹』
漫画だけど 講談社コミックＫＩＳＳ ２１巻まで出てる
最近 持っていた２０巻までを読み直し（もう何度目だろう）
ここ２年ほどブックオフ（古書店）に行ってなかったし
Ｔポイントカードが８月いっぱいで使えなくなると思って
８月の末にあわてて２１巻探したんだけど
代々木でも津田沼でも
古書店の少女コミックのコーナーが少なくなっちゃって
ただでさえマイナーな『天上の虹』なぁんて 影も形も！
それに
連載途中で本誌が休刊になっちゃって
途中から書き下ろしになってるの
最近は漫画も文庫ばかりになって．．．（ちっちゃくて見えやしない！）
２１巻がコミックスサイズで出版されてるかどうかも心配しちゃった
でも おおあわてで 渋谷センター街のブックオフに行ったら
ちゃんとありましたー ２００円したけど
それと Ｔポイントカードのポイントはブックオフで
９月いっぱい使えるんだって やれやれ
これ 副題が「持統天皇物語」です
中大兄皇子（なかのおおえのみこ）（のちの天智天皇）の次女として生まれた
鸕野賛良皇女（うののさららのひめみこ）が
のちに大海人皇子（おおあまのみこ）にとついで
壬申（じんしん）の乱を経験し
大海人皇子が天武天皇となって
その死後 賛良が持統天皇になって
さらに 太上天皇（だじょうてんのう）になって
死ぬまでの物語（の予定）
斉明天皇は中大兄皇子（大化の改新の立役者）と
大海人皇子（壬申の乱の立役者）の
おおもの兄弟を生んだ母
『天上の虹』では 白村江（はくすきのえ）の戦いの頃
九州の出先の陣地の館で死んじゃうんだよね たしか
この頃のことっていろんな漫画家が漫画にしてるけど
最近の知見も取り入れてしっかり書いてるって点で
『天上の虹』すごくおもしろい
里中満智子独自の視点や設定がドラマをもりあげます
２１巻よかったよ
個人的には
先日フィルムセンターで大藤信郎の切り紙アニメーションで見た
『古事記』にも出てきた黄泉比良坂（よもつひらさか）の場面
石ノ森章太郎だの平田真貴子だの名も無い漫画家だの
ゆえあってそのシーンをやまほど集めたことのあるにこりんとしては
大藤信郎（＋神社庁）版と里中満智子版が加わって
ますます 興味津々
（なぜここに古事記が登場するかというと、国家安定のために国史編纂が重要だと
律令の完備、都の整備と共に主人公賛良が推進したがってる事業だから）
いちばんのクライマックスは伏せておこう
これから読む人のために
賛良
ひさびさに
かっこよかった～
２００９年１１月発行 なんだ まだ 半年前か
続きが待たれます
だから この漫画はとっても頼りになるのだ～♪
「長屋王残照記」（全３巻）も「女帝の手記」（全５巻）も
持ってるよ 同じ人が出てきておもしろいよ
たまに行くデカイ荻窪と、そこそこデカイ阿佐ヶ谷が好きｗ
買いそびれることがよくある・・・で、たまに本屋で見かけても、何巻まで
買ったかを忘れてたりｗ
社会科が大・大・大がつくほど苦手教科なので
本当は社会科だけじゃなくて全般イマイチですが…
未だにチンプンカンプンなので マンガで知ろうとする私です
21巻はあまりに待ちくたびれて 買ったあとちゃんと見てない… 見なくちゃ！
宮内庁は別の古墳を斉明天皇の墓としているらしいから
この牽牛子塚古墳は調べてもいいんじゃないの？
里中満智子さんご健在なのね！
古代の歴史は面白いですよね。
古墳が研究対象と出来ればもっとわかるのに！
天皇陵（アッッチこっちの）を発掘して欲しいなあ。