Nicotto Town



ー和名埴輪窯跡 散策


2021年1月26日

家族が緩和ケア入院してから20日が過ぎる
着替えやらを届けるのに一週間に2回ぐらい行くのだけど
去年までのガン治療の入院とは違って
コロナ感染防止のために家族でも面会できない
荷物を看護師さんに預けて
ベッドから立ちあがれるうちは窓から顔を見ることができたから
会いに行ったという気分がする

26日は起き上がれないと
電話で声だけ聴いた
何もしてあげられないという虚しさって
いたたまれない

こんな気分では滅入ってしまう
そんなときは歩いて汗を流すことにしている
GPSによると自宅まで2時間ぐらい
初めての道だから
1時間ぐらいで歩けるバス停留所を目指す

病院の裏手を流れている滑川に沿って
不動橋まで出ると
左に曲がり坂を登る
今は「神社」や「寺」などとひとまとめにされているエネルギースポットと
古墳跡と
埴輪窯跡をつなげて
ルートを決める

時代に動く力により
あるいはかわしながら
太古の地名や名前が連綿と続く道
ヤサカ タナカ オオノ
ヨシミ コミョウ ワミョウ
鳥の啼き声が頭のそばで聴こえる

和名沼と呼ばれる湧水池のそばに和名の埴輪窯跡がある
説明板が立っているだけなのがうれしい
古墳や埴輪などを現代人が想像で作った建造物があったりすると
それはもう視覚が優先して古墳のもつパワーを感じる力が削がれる
説明板だけの土地に立つと古墳時代の空気感覚に触れることができる
これも私個人の想像であって
もっと感覚が鋭敏ならばいいのにといつも思う

さきたま古墳群では今も新しい埴輪が発掘される
発掘される前の土地から立ち上ってくる気配があり
青い光線をカメラで撮ることができた
それから10年たって発掘された埴輪は
今まで発掘された埴輪には似ても似つかないもので
どちらかといえば鬼瓦の原型のような異彩を持っていた
やっぱりここに眠っていたのかという驚きと喜びがある
だからといって青い光線がこの埴輪とどういう関係にあるのかまでは
わからない
埴輪が発掘されてから青い光線が見えなくなったから
この埴輪と青い光線が関係あるかもしれないと推測する
古墳探検は謎ばかり増え続けていく
いつかパズルがそろったときに思いもよらない絵が視えてくることを
追いかけている

あのときのように
和名沼の埴輪窯跡から
何か感じるものがあるとしたらとわくわくしていたが
残念ながら
通り過ぎてから説明板に気が付くほど
何も感じなかった
和名沼の向こう岸に拡がっている
「風の杜」に強く魅かれたせいもある
武蔵野の風景がそのまま残る林は小高い丘となって
松山城址につながり
その向こうに古墳時代の終わりごろ
山の斜面を利用して築かれた百穴(百穴)の断崖になる
百穴は群墓で
平野でありながらヒカリゴケが自生する
この辺一帯には
まだ発掘されていない百穴を越える規模の群墓が草深く鎮まっている

太陽光線が柔らかな薄曇りの日に「風の杜」に来てみよう
そのときは
きっとひとりでくることになるだろう

和名沼の水の中を歩くシラサギを「風の杜」の前景にして
写真を撮る
GPSで電池を使い果たして
シャッター音とともにスマホのスイッチがOFFになった

冬の夕刻は暗くなるのが早い
目の下にバス通りが見える
一気に天神沼停留所へ進んだ

終わり










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2021/01/29 11:41
ルルルのルーさん
お友達のこと心に留めていらっしゃるご様子
会った時間の記憶がきっとお友達に伝わっていると思います

前の治験治療を行った病院では
2020年の1月から
救急入り口のテント設置や
院内喫茶店の閉鎖が始まり
なんだろう?と思っているところへ
中国武漢の感染報道が始まり
入院の付き添いも病棟入り口までになり
あっというまに医者や看護師が少なくなり
担当医だった5人の医者が2人になり
他の医者は東京へ移動されていきました
もう少しで肺に転移した癌が点のように小さくなったところで
治験の打ち切りが告げられ
ショックでしたが
最後の旅行と思って新潟の放射能泉温泉に行き
二人きりの時間を持つことで
現実の変化を受け入れる準備を始めました

今は離れていても
そばにいるという安心感を自分も病人も持てるように
していきたいと思っています
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2021/01/29 11:31
玉ねぎさん
古墳は古代の科学や建築技術が詰まっていて
大変おもしろいです
古墳の上に建てられた神社では
薄曇りの日
太陽光線が強くない時間に
階段に添って青い一条の光が見えます
と言いましても
家族も友達も視えないというので
普通カメラで撮影してみると成功しました
それからは見える人と見えない人がいることに留意して
写真はよく撮るようにしています
奈良県明日香で発掘された掘り方で池の水を噴水にした施設を見ると
古代の地学や建設技術に惚れ直してしまいます
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2021/01/29 11:14
トシrotさん
ご両親の大変でしたね
何度も何度も病院へいってらっしゃった
わたしはこれで4年目になります
病院ではお世話になっている感謝と同時に
何が行われているのかをしっかり見るという
緊張する時間です

病人の気持ちや状態に合わせて
自分の日常が二の次になる
これを解消するのも
病人との生活に必要な行動だと思います
わたしにはニコタがあるので
自分だけの時間を毎日持てることで
バランスを保てます
いつもありがとうございます

このあたりには変わった地名や山や川の名前が残っていて
アイヌ語や高麗語、和語、上代語を発見することができます
特に東松山市は文化の歴史が積み重なっています





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2021/01/27 23:22
去年、今頃入院した友人、やはり3月頃からお見舞いに行けなくなりました

動くこともできず、意識があるのか、どうかもわからないけど、好きな音楽を聴かせたりすると
声を出したり反応することもあり、ました

親族でさえ、面会できないという切なさ、、、

遺跡巡りいいですね

太古のロマンを感じます

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2021/01/27 21:24
感染防止対策だから面会できないのは仕方ないと
頭では理解できるけど、そばにいてあげられないのはもどかしい・・・
なぜこのタイミングでコロナなんだ!!!
歩くことは心身両方にいいんですよね~と思ったら、随分歩きましたね!
スマホのバッテリー切れが目的地のそばでよかった(大汗)
今はまだ埴輪も冬眠中だけど、そのうち「掘り出して~♥」と光を出すかもしれませんね♪
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2021/01/27 08:18
私も昨年、春と秋にしていました。
 お見舞いが出来ないから同じように思ったものです。なかあでも父が勝手に搬送されたK中央病院に至っちゃ、面会拒否で私がモンク云えないのをいいことに、胆嚢なのに心臓の検査して、当然ですが異常なしで退院させた。退院の夜にこちらが指定した病院へねじ込んだりしていたのを思い出しました。。。
 大潮さんとこは縄文やアイヌの移籍〜後北条氏の城跡がいっぱいあるそうですね、楽しそうです!



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