年神のおはなし
- カテゴリ：コーデ広場
- 2017/12/31 12:19:52
お気に入りコーデ福将来、金運将来、みんな幸せになあれ（打ち出の小槌ふりふり
本日は大晦日です。
大晦日には、年神にまつわる民話があります。
各地によって微妙に細部は異なりますが、だいたいこういう話です。
あるところに、貧乏で貧乏でどうにもならない夫婦がおりました。
もうほんとにどうしていいかわからないほど貧乏だったのです。
それでも掃除くらいはと、大晦日に狭い家中を大掃除していますと、
見知らぬ男が隠れているのがみつかりました。
「なんだこのやろう！」
泥棒かと思いましたが、こんな何もない家に泥棒が入るわけはない。
けれども怪しいですから、夫の方がきびしく問い詰めてみると、
ぼろぼろの衣をまとったその男は貧乏神である事がわかりました。
貧乏神はこのように言いました。
長年この家が住み心地がよくて住み着いていたが、来年はもう出ていく事にした。
ついては良い事を教えてあげよう。
今夜棒をもって隠れているが良い。
すると、黄金の色をした男と、
白銀の装いをした男、
そして赤銅色の男が通りかかるだろう。
そうしたら棒で打ち据えてしまうがいい。
夫は半信半疑で、棒を隠し持ち、隠れていますと、
黄金のりっぱなみなりをした人が確かに通るではありませんか。
しかしあまりに立派です。
棒で打ち据えたら自分がどんな目にあうかわからない。
物怖じしているうちにその人は通り過ぎてしまいました。
次に白銀の装いをした人が通りました。
やはりとても立派な風采の人です。
夫は、これも物怖じして打ち据える事ができなかったのです。
最後に、赤銅色の装いの人が通りかかりました。
ついに、夫は目を瞑って飛び出し、めちゃくちゃにその人に殴りかかりました。
気がついてみると、そこに倒れていたのは人ではなく、
銅の塊だったのです。
そこへ貧乏神が現れてこう言いました。
せっかくいい事を教えてやったのに、なぜ最初の男と次の男に殴りかからなかったのだ。
もしそうしていれば、金と銀も手に入っただろう。
しかしこれがおまえの運なのだから、大切にするがいいだろう。
実はこの終わりかたには別の終わりかたがあり、
夫は最後の人を打ち据える事もできなかったんです。
ところが、おやおや、もうひとり誰か通りかかります。
やっとのことで勇気をふるいおこした男が殴りかかってみますと、
それはなんとあの貧乏神だったのでした。
やれやれ仕方がない、ならばまたおまえの家に住む事にしよう、と貧乏神は再び夫婦の家に居着いてしまうのでした。
運も、時には勇気をふるってつかまなければ、やってこないものですね～。
本年はなにかと色々お世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
福将来、福将来、金運将来、皆さんが幸せになりますように。
打ち出の小槌、しゃんしゃんしゃん。
そうですね～。
金、銀、銅の塊というのは象徴的な意味合いもあるのかもしれません。
たとえば、金塊を手に入れていたら、長者になれたかもといったような。
現代では幸せの意味が複雑になっていますから、今の時代には通じにくい話なのかもしれないですね。
とはいえ、わりと日本各地にバリエーションのある民話では、あるのです～。
金、銀、銅全て手に入れて、はたしてそれで幸せになれたか…
誰も襲えなかったら、より不幸になったでしょうか…
背景の時代にもよるかもしれませんが
自分の正しいと思った事を行えれば良いのでしょうけどね＾＾
ありがとうございます＼(^O^)／
チャンスにはつかみかかったり殴り倒すくらいの勢いと勇気が必要ｗ
お互い、そこは頑張りましょう！
無理のない範囲で。
来年もよろしくお願いします。
・・・難しくてよくわかりませんが
チャンスって逃さないことが大事ですね～
2018年も文学の話とショタ（タマに女装）コーデ楽しみにしてます！
西洋にも、チャンスの女神には前髪しかないっていう言葉がありますね～。
勇気をもって、チャンスはつかまないといけないようです。
楽しんでいただけて良かった～。これからもがんばります！
natsukiさんにも良いこといっぱいありますように。
とっても面白かったです・・！うさぎさんのブログはためになります(*´∀`*)
うっかり貧乏神掴まないように頑張ります。
うさぎさんにも来年、良いことが起きますように・・。
また遊びに来ます！
大掃除などを「年神さまをお迎えするため」という事もありますよね～。
つまり、掃除がちゃんとすんでいないと来年の福が来ないという事ですね！
怖ろしい……。
あまたいる娘たちのなかに、大市姫命という女神がおられ、スサオノ命との間に、
男子では大年命、女子では稲荷（ウカノミタマ）がいます
大年命は豊穣の神で、おろそかにすると、神罰を下すのだとか（←厳しい！）