Nicotto Town



眠れないうちに朝~

丸木戸手稿、もしくは丸木戸文書(ランチェスト少佐版)によれば


第二の月が現れる時代の始まりに

人類の滅亡への兆しがみられるという。

黄泉の国の門は開かれ

亡者が地にあふれ

生者は疫病に次々と倒れる。

諸国の王は、新しき神々への信仰を捨て

古の神アマテラスに生け贄を捧げ救済を願うが

疫病はおさまることなく、人々は次々と亡者の群れに交ざっていく。


やがて、海は沸騰し、魚は白い腹を見せて海面を埋め尽くし、

深海の巨蛸は獲物を求めて地上を襲う。

やがて、海の水は腐り瘴気をを放ちはじめる。


一方、サラクスタ秘本にも、

第二の月の時代のはじまりに、メノルカ島を中心に

黒死病が猛威をふるい、

海が腐り、

クラーケンが島をひと飲みにするという記述がある。

洋の東西で酷似する人類滅亡の様が述べられている点が興味深い。


しかしながら両文書共に、

それぞれ失われた文字・言語で記されている部分も多く

現代でもすべてが解読されているわけではない。

すべてが解読されるには、五千年はかかるのではないかと

米・サクラメント大のライアーパイン教授は

2019年12月、ミリ・ニグリ誌のインタビューで語っている。






Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.