Nicotto Town



12月8日


82年前の今日12月8日は、太平洋戦争が始まった日です。

日本陸軍がイギリス領マレー半島へ、少し遅れて日本海軍がハワイの真珠湾へ奇襲攻撃を行いました。

有名なのは真珠湾攻撃でしょうか。映画にもなっているし、ハワイの観光スポットでもあるので知っている人も多いと思います。

約3時間半の攻撃で、軍艦4隻と航空機約300機を失い、兵士2402人が亡くなりました。
日本軍の犠牲者は64名。その中の1人飯田房太大尉のエピソードを紹介したいと思います。

飯田大尉はこの戦争の無謀さに気づいていました。生前こんなことを語っています。

「60kgの爆弾を1発落とすのに、爆弾の製造費、運搬費、飛行機の燃料費、搭乗員の給与など諸経費が約千円かかる。だが相手は爆弾の穴を埋める労員の労賃は50銭ですむ。じつに2000対1の消耗戦だ。こんなことを続けていたら日本はとんでもないことになる。」

飯田大尉は真珠湾攻撃に第二陣の攻撃隊として参加。すでに激しい攻撃が行われている真珠湾に乗り込みました。

アメリカ海軍の「カネオヘ海軍基地」を攻撃中に乗っている戦闘機が攻撃され、燃料タンクからガソリンが漏れてしまいました。

自分が帰るまで燃料が持たないことを悟った飯田大尉は、部下に向けて手信号で「燃料切れ」の合図を送り、カネオヘ海軍基地の格納庫へ突入攻撃をしたそうです。

飯田大尉の自己犠牲の精神はアメリカ兵にも感化されたのか、彼の遺体はアメリカ兵によって埋葬され、墓標が建てられて現在も手厚く葬られています。

2016年には当時の安倍晋三首相や現首相の岸田文雄氏もハワイ訪問中に訪れて献花を行ったそうです。

現在日本に住む私たちは平和に暮らしています。
しかし、世界で見ればとても恐ろしいことが起きています。

ロシアとウクライナの戦争はまだ終わっていません。イスラエルでも戦争がはじまりました。

ネットが発達し現地の生の映像が簡単に見られるようになりましたね。目を覆いたくなるような悲しい場面がいくつも映像として残されています。

1日も早く平和が訪れますように。心から願ってやみません。

犠牲になられた全ての方々に哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。




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