Nicotto Town


シャーンティ、シャンティ


君たちはどう生きるか


数年前ゲームもPCも壊れて何もすることが無くなってしまった時に、ポッカリと空いた
心の穴を埋めるがごとく実家に大量に貯蔵されていた絵本を読んだりしていたんだけど、
本棚に数ある書籍の中で一際目を引いたというか、児童文学らしからぬタイトルの
この本を手に取ってなんやねんこれは?という疑いの目から読み始めたのをきっかけに
ドハマリしてしまったのだけど。つい最近この本がジブリの次回作に決まったらしくて
えええっ?!という驚きと、わかりますっていう気持ちが半々っていうかね、
この本舐めたらあっかーんってくらい面白いですよ。
ジャンルで言うたら倫理とか道徳を問う感じなんだけど、子供に読み聞かせられるか
っていうたらちょっと難しいんちゃうかーという気がしないでもない、大人が読んで
ちょうどいい感じ。ただ主人公はコペルニクスの地動説が大好きなことからコペル君と
言うあだ名がつけられた小学生なので、当時の時代背景てきに昔の子供は現代人
よりもっと勤勉で賢かったのかなぁと思います。

で、この本、個人的にもっとも印象深かったのがコペル君が大学生のお兄さんに
ニュートンはなぜ木からりんごが落ちたのを見て最終的に万有引力の法則という
結論に辿り着いたのか疑問に思って聞きます。以下一部抜粋

「ああ、わかるとも。---もちろん、りんごがとつぜんに落ちたとき、まず、ある考えが
ひらめいたにはちがいなかろうというんだ。しかし、かんじんなのはそれからなんだ。
 りんごは、まあ三メートルか四メートルの高さから落ちたのだろうが、ニュートンは、
それが十メートルだったらどうだろう、と考えてみた。もちろん、四メートルが十メートル
になったってかわりはない。りんごは落ちるに決まっているね。
では十五メートルだったら?やっぱり落ちてくるね。二十メートルだったら?同じだね。
百メートル、二百メートルと、高さをだんだん高くしていって、何百メートルという高さを
考えてみたって、やはり、りんごは重力の法則にしたがって落ちてくる。
 だが、その高さを、もっともっと増していって、何千メートル、何万メートルという高さを
越し、とうとう月の高さまでいったと考える。それでも、りんごは落ちてくるだろうか。
---重力がはたらいているかぎり、むろん、落ちてくるはずだよね。りんごにはかぎらない、
なんだって落ちてこなければならないはずだ。しかし、月はどうだろう。月は落ちてこないじゃあないか。」

どぉぉぉぉおおおーーーーーーーーっすかこれ!!!!!!!!!!!!
目からうろこやったんすけど!!!!!
今までやんわりとあーそれで引力ね、あーねそういうことね。ってわかった気に
なってたけど全くわかってなかったし!!なにこの噛み砕いた説明。凄過ぎる・・・。

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2018/05/28 19:02
ブログ広場なんてあるんですね!
絵本ではないね。国語の教科書みたいに基本活字でたまに眠たくなるような挿絵がある。
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2018/05/27 18:27
ブログ広場からきました。
それ、絵本なの?漫画みたいな?
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2018/05/27 18:19
いらっしゃいませ。
そんな番組で紹介されてたんですね。
自分が書いたわけじゃないけど、この本が誰かに読んでもらえたら嬉しいです。
ニュートンのくだりは作中では雑談みたいなものなので他にもっと考えさせられる出来事が
出てくるので、読んで、自分だったらどうするかとか考えて欲しいですね。名作ですよ。
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2018/05/26 16:35
ブログ広場からきました。
読んだことないけれど、世界一受けたい授業で扱われていて名前だけ知っています。
抜粋読んで、本読みたくなりました。 なんとなくもっと道徳を説くだけの本なのかな?と思ってました。




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