空母いぶき ってか？
- カテゴリ：映画
- 2019/06/02 22:40:14
原作マンガのファンなので観に行って来ました。
映画 空母いぶき
原作では 中国が尖閣諸島に漁船の遭難を装って上陸。
日本の海上保安庁の船が救助に向かうが
中国漁民を装った上陸避難者は自国の領土を主張し
日本の救助を拒否し 中国海警局に救助を要請
中国は軍を出動させる。
その後 与那国島を武力制圧し島民を人質に取って占領。
古来尖閣は 中国の領土だったと宣言。
人質の救出と島の奪還 そして何より中国との全面戦争を避けるべく
日本が投入したのがＦ－３５Ｂを搭載した空母いぶきです。
空母いぶきのモデルは 現在日本が所有するヘリ搭載護衛艦いづも・かが型を
Ｆ－３５Ｂ搭載型にした空母という設定
リアルな現実では 中国は空母を建造中であり
中国の海警局の武装船が日本の領海を尖閣周辺で何度もほぼ毎日のように
侵犯し続けている現状があり
日本は所有する護衛艦いづもを 来たるべき危機に対応する為に
正にＦ－３５Ｂを搭載可能にする改修が決定し
アメリカからＦ－３５Ｂを追加購入する事が決定した為
マンガ連載開始の時は完全なフィクションだったのに
今や現実になりつつあります。
ーーーーーーーーーーー（ここからはネタバレ注意）ーーーーーーーーーー
これから観に行く予定の人はスルーしてね。
さて 映画ですが
原作の敵国である中国は出て来ません。ｗ（正確には仲介者としてラストに登場）
なんか良く解らん東亜連邦なる謎の国が日本の領土へ侵略します。
日本は専守防衛の枠の元 先制攻撃は出来ません。
装備的には けして相手に引けを取りませんが
法律の縛りのせいで苦戦します。
そして犠牲者も出ます。
戦争にしない為の苦悩
相手を完全に殲滅出来無い 敵の死者を最低限に抑える為の苦悩
日本国の首相の決断の苦悩
この映画に描かれているのは現状の自衛隊では
必ず事が起きたら陥る矛盾を描いています。
そういう面では観るべき物はあると思うし
憲法改正を考える時 折角税金を投入した自衛隊の装備や人員が
最善を選択する為に改善すべき点やブレーキを掛けるべき点など
最終的に国民投票が必要な現実から 国民が考える材料はあります。
でもね 原作が持っているリアリティとはかけ離れて
優柔不断な総理大臣だったり 他力本願極まり無い結末だったり
平和ボケを象徴するような原作には無いコンビニでのシーンだったり
憲法なんか今のままでもええやんって言う甘えや
敵が素直に撤収するのが核保有国（国連常任理事国）の圧力だったり
正直 ”こりゃアカン” 印象に仕上がってます。
せめて 敵国は日本と事を構えるととても面倒臭く
下手したら圧倒されて負けると思って貰わないと。
中国に忖度し配慮したのかも知れませんが
映画の持つイメージで 日本恐るるに足らずと
もし中国が感じたとすれば大失敗映画です。
激しく同意です”(*>ω<)o 人生ワースト２の映画でした・・・・
原作が面白かった分余計・・・・・ 久々に吉田栄作を見れたのと斉藤由貴サンが美人なのと、片桐仁がもじゃもじゃな以外全く見るべき所が無い映画でした・・・・・ 伊藤和典が脚本なのに・・・・どうやればあんなに酷くなるんだ・・・・・
観たら 後半も読ませてもらうね～^^
結構こういう映画好きなんだ～
いつ行こうかな～