Nicotto Town


徒然なナニカ


フリーマーケットのルーツ

ルーツはフランス各地で行われていた「蚤の市(Flea Market)」だそうです。


『「ものは、使える限り大切に」という、省資源・省エネルギーの思想と、環境保全まで含めた考え方で、不用品や再生が可能なものを公園や広場に持ち寄って売買・交換し再利用を図る市民レベルの知恵として各地に広がりました。』 ————日本フリーマーケット協会HPより引用。

他所でも概ね同じような解説がされています。アメリカや日本等各地の時代や状況にあった発展をしていったようですが何れにしても生活の知恵、物を大切にする思想であるようです。勿論、お金儲けに腐心する方が皆無であったとは思いませんけれども。

とまれニコタでのフリーマーケットも、当初——利用し始めた頃はそういった精神に基づくものだと思っておりました。アイテムのやりとりで多発するトラブルへの対策として導入される事になったのだと拝読した記憶もありますが、「フリーマーケット」ですから。

フリーマーケットに限ったことではありませんが、どんなに優れたシステムを作り出そうとも如何に高尚な思想に基づく配慮であろうとも、利用する側がそれを理解し賛同しなければ理念通りにはいかないわけですね。当たり前のことですが。

物が溢れかえり、大多数の人間が飢える事もない国、勘違いの多い教育思想、子供に道理を教えることが出来ない親や教育者そして体制———数え上げればキリがありませんが、そういった時代の表れがニコタのフリーマーケットにも顕著だということなのだと解しています。

一方でその状況やマナーに就いて苦言を呈している方もちらほらお見受け致します。苦言を呈するということは幾らその内容が正しかろうとも残念ながらその真意が伝わらないことも多く、逆恨みさえ覚悟せねばならぬ行為。自分だけが楽しく遊びたいなら避けて通ることも出来るものを、果敢な方もいらっしゃるものだと拝見しております。

苦言を受け入れ得るか、又は苦言が無くとも経験から自力で気付き、改め得るかは結局のところ、各々の資質の問題でしかないのではと思うものであります。





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