前回の『無意識の悪人』、旦那の話をもうひとつ。

こないだ、買って７年以内のファックス電話が壊れまして。
電話は使えるけどファックスの送信が
できなくなったんです。

わたしはほとんど
家電話・家ファックスは使わないからいーですけど、
旦那は自営業。
仕事の受注のやりとりはファックス中心なので
使えないことは死活問題。

慌てて新しいの（安いもの）を購入。
安い、というわけで
今まで子機２台でしたが、今回は子機１台だけ。

「まあ、ぱぱが不便やなかったらええんちゃう？」
他人事の妻の返事はこんなもんで。

なわけで。
まだまだ子機の内臓電池も親機のインクリボンも
めっちゃ使える状態でしたが、
メーカーが「部品ありません」なものですから
しぶしぶ交換。

古い親機からコードを抜き、
電話台からおろし、
新しい親機を設置して、
コードを接続して……。

一連の取り替え作業が終わり、
古い親機は処分すべく
とりあえず下の事務所に持っていく。

残された子機（×２）も同じく下の事務所に。

しばらくして重い足取りで事務所から上がってきた旦那。

わたし「？　どないしたんな。」

旦那「……いや、子機がな～。」

わたし「子機？？」

旦那「子機が、かわいそうやねん」

子機がかわいそう…………？？？

旦那「うん。古い親機の線抜いたがな。そしたら
　　　　親機からの電波がなくなってしもたから
　　　　子機がな“圏外”になって……

　　　　『親機を探しています』って表示すんねん。

　　　　それ見たらかわいそうでなぁ～……。」


(-"-;)


旦那「あんまりかわいそうやからな、その子機、
　　　　親機のそばに置いたげてん…。」



……つか。
子機の電池、抜いたらええんちゃうん。