23日のコンサート 2010年07月23日

7月23日はザ・シンフォニーホールまでコンサートを聴きに行ってきた。

キンボー・イシイ＝エトウ指揮大阪交響楽団バイオリンソロ小林美恵さんでした。

朝からドキドキしていてもたってもたまらず一人で緊張していました。

チャットで音楽カテゴリーのユーザールームで気持ちよくチャットしてからでかけました。隣のおばさんと裏の家に人が越してきたこと、前の人とは違うこと、でもその人たちも一生の買い物として家を買ったんだから大事にしようと思いますとぼくはいいました。

7時開演6時開場ですが4時過ぎに家を出て4時半の電車にのって、梅田大阪駅を階段をふうふういいながら登り降りして環状線に乗り内回りを福島駅で降り、そこからまたふうふう15分くらい歩いて着きました。5時半ごろだったかな、うっとりとするような木陰の玄関で開門を待ちました。おじさんと話して、悠々自適の老後ですか？いえそうでもありませんよ７６です。へえ60ぐらいに見えますねぇ。いつもきやはるんですか？ときどきです。孫が高校のブラバンでしてね。トランペットを買ってやりました。あれにも柔らかい音色きつい音色とかあって女の子だからうんぬん・・・・・・。神戸からですわ。へえ。門があきましたねいきましょか。それではここで、はい失礼します。

そんな会話を楽しんで、次回の演奏会のベランダ席をのぞいてみる。okとのこと。エレベーターボーイの人に案内してもらってベランダ席係りの人にいろいろきいてみる。やっぱり下の席に越したことないなぁ。

自分の席に案内してもらう。今回は下の席だ。女性の係り員が丁寧に席まで案内してくれる。かぶりつきだ。カフェテリアにまわって、立ち食いとのこと。グレープフルーツを飲む400円。サンドイッチも欲しかったがパスした。

演奏が始まる知らない曲ばかりだ、フォーレのパヴァーヌ分厚い説明書と宣伝のチラシの束をもらっている。先に読んだがわすれた。ブルッフのスコットランド幻想曲、バイオリンとハープのソロ、バイオリン協奏曲とも呼べるような曲らしい。でも自由度が高いので幻想曲とのこと。その割には、ハープはオケとともに伴奏に回るとのこと。ソリストの動きが激しい全身でバイオリンを弾いている。素晴らしい。見入ってしまう。痩せた体がうらやましい。間違えて拍手しそうになる。おわった。第二バイオリンの首席のひとが、ソリストは凄いわって、ほうと息をついてる。女の人だ。ちなみにコンサートマスターは男性、この人のバイオリンのチューニングに出す音が今まで聞いた事のないほど滑らかだ。

休憩をはさんで、シューベルトの交響曲第五番にはいる。シューベルトらしい快活な音でほっとする。演奏技法もやさしそうだ。室内楽的な曲らしい。シューベルトはなかなか音楽で飯を食おうとせず、仲間内友達内のために楽曲を描いたとのこと。しかし、この指揮者は今まで去年から聞いた指揮者の中でぐんばつだ。ぱっと、オケを解放すると、緊張の糸がとれ、みんな我に返り自由になる。それほどオケを統率していて、オケも信頼を置いているわけだ。試しに演奏の途中指揮者に注目して指揮者になったつもりになると怖くなった。演奏の終わり近くいきなりビオラとチェロの音色がごーとくる。ビオラを見直した。演奏が終わると思いっきり拍手をする。手がだるくなるまで。チラシの束に手がくっついてなければ、僕が最初に拍手を始めた者になっただろう。アンコールはなかった、やれやれと帰る。

とにかく今日のコンサートで僕も自信がついた。人間ここまでできる。みじめなアマオケだけが世界じゃない。分厚いいろんなコンサートの宣伝のチラシの束には綺羅星のごとく宝石のような芸術家たちのスケジュールが詰まっている。金銭的にも時間的にもいけないのが惜しい。

帰り夜道はコンサート帰りの人でいっぱいだ。梅田について、ラーメン屋に入る。超満員の店内にひとつだけ女の子の隣のカウンター席が空いてて案内される。この子僕が気に入ったようだ。なんだか、ひとりで夏休みの冒険にきた女子校生って感じ。袖が触れ合う、すみませんといわれたので、まじめにいいえとかえす。その子は先に帰ってしまったが、僕はよくこういうことがある。夜中に食べ物やに入るとうぶそうな子に好かれるってのが。でも何も起こらない。僕はその子を退屈させないすべをしらないし、周囲の目もある。こうやって、僕は過ごしてきた。女の子にとっても残酷なのかもしれないなぁ。

とにかく今日はいい日だった。

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