近藤史恵の「キアズマ」を読んだ。
ロード・レースシリーズの新作で、
「サクリファイス」から登場人物を一新し、舞台も大学の自転車部。
ふとした事故が原因で、自転車部に入部せざるを得なくなった正樹。
普段から自転車を愛用して、運動も好きだったので、
ロードバイクに打ち込むようになる・・・。
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近藤史恵の「キアズマ」を読んだ。
ロード・レースシリーズの新作で、
「サクリファイス」から登場人物を一新し、舞台も大学の自転車部。
ふとした事故が原因で、自転車部に入部せざるを得なくなった正樹。
普段から自転車を愛用して、運動も好きだったので、
ロードバイクに打ち込むようになる・・・。
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吉野万理子の「海岸通りポストカードカフェ」を読んだ。
文体も軽く、連作短編集で、読みやすい。
舞台は横浜、20年以上続くカフェ。
壁面には、カフェに送られてきたポストカード、
カフェ気付けで、個人に送られてきたカードがずらっと飾られている。
そのカフェに送られてきたポストカードと、常連さん...
村上春樹の新作を読んだ。
激忙しに突入する直前、つまり出版直後に読んだ。
村上春樹にしては薄くて、普通の小説だった。
分厚くもなく、不条理でもなく、でも、やっぱり村上ワールドかな。
自分のことを個性のない人間だと思っている多崎つくる。
高校時代の無二の友人達から、ある日突然、絶好を言い渡...
今年の本屋大賞が発表された。
大賞 『海賊とよばれた男』 百田尚樹(著) 講談社
2位 『64』 横山秀夫(著) 文藝春秋
3位 『楽園のカンヴァス』 原田マハ(著) 新潮社
4位 『きみはいい子』 中脇初枝(著) ポプラ社
5位 『ふくわらい』&n...
伊坂幸太郎の「ガソリン生活」を読んだ。
さすが伊坂幸太郎という感じの作品。
語り手は、緑のデミオ(車のデミオだよ)。
主人公はもちろん、人間。
デミオが車同士の話を通して、持ち主家族の危機を知り、真相を語るというもの。
デミオは車なので、何もできないのだけど、
持ち主家族への愛情がいじら...