Nicotto Town



ネタばれ読書日 シェトランド諸島シリーズ

評価★31,大鴉の啼く冬2,白夜に惑う夏3,野兎を悼む春4,青雷の光る秋5,水の葬送6,空の幻像   実在するイギリス最北端の諸島を舞台に事件に執念深く立ち向かうペレス警部と狭いコミュニティのあれこれが描かれる。時間の流れはよくわからないけど1年に2回のペースで凶悪殺人事件が起こってるようなww。事...


自作小説倶楽部5月投稿

『記憶の大樹』
事が起きたのは6月の文化祭だった。僕の絵が盗まれたのだ。放課後に片付けのために集まった部員たちは渦巻き状の金具に残された切れ端を見つめ呆然としていた。美術部の部室に作品が展示される中、僕の絵だけがスケッチ帳から破り取られていた。教室内にいた生徒や父兄の誰も気づかぬ犯行だった。美術部と...


自作小説倶楽部4月投稿

「黒猫と少女」
は、いけない。いけない。あたしは、窓ガラスに息を吹きかけると雑巾で拭いてゆく。窓の外には重い灰色の空が立ち塞がっていて恐ろしいように感じた。目をつむりそうになって首を振り、作業を続ける。死んだばあちゃんに「お前はぼんやりだ」と随分注意された。ばあちゃんが死んで働きに出て何年だろう。ぼ...


ネタばれ読書日記

『蝶のいた庭』著ドット・ハチソン★1すごい話ではあるんだけど、中盤延々と殺される被害者たちの話になるし、最初「庭師が求めるもの」とぼかしてたのにあっさり「セックス」とばらすし、最終部分でヒロインの心が折れなかったもう一つの理由にかなーりうんざりした。
あらすじ取調室で語られるおぞましい事件の顛末。F...


自作小説倶楽部3月投稿

『マリア』
マリアは私のあこがれでした。蜂蜜色の髪に瑠璃色の瞳、そして白い肌。彼女とお茶をすれば狭い畳の間も豪華な宮殿になったり、おしゃれな邸宅になりました。私とマリアは花びらのお茶を飲み、おしゃべりをして、時々絵本を読みました。一番楽しかったのはマリアの衣装合わせです。古い型だったけどマリアはたく...





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