【短編】愛しいお嬢様
- カテゴリ: 自作小説
- 2017/01/06 14:04:29
「おはようございますお嬢様、お目覚めの…」
朝、いつものようにお嬢様の部屋に向かうと、お嬢様はまだ、眠りの中にいた。
いつものなら自分が目覚めを告げるより早く、お目覚めになていて、ひだまりのような微笑で、自分に笑いかけてくれる。
「昨日は…いつも以上に楽しい時間を過ご...
私の生態が解明できますwww
「おはようございますお嬢様、お目覚めの…」
朝、いつものようにお嬢様の部屋に向かうと、お嬢様はまだ、眠りの中にいた。
いつものなら自分が目覚めを告げるより早く、お目覚めになていて、ひだまりのような微笑で、自分に笑いかけてくれる。
「昨日は…いつも以上に楽しい時間を過ご...
「お嬢様…まだ起きていらっしゃったのですか…?」
深夜、お嬢様の部屋にうっすらと明かりが見えて、私がドアを開けると、そこにはパジャマ姿のまま机に向かっているお嬢様の姿があった。
「あ、ご、ごめんなさい…」
私に気づくとお嬢様が申し訳なさそうに肩をすくめ...
「戻ったか」
「はい…遅くなりまして申し訳ございません…」
とあるオフィスビルの最上階。
そこで私は今、この部屋の主で社長の霧島 玲人様の前で跪く。
「例のものは」
「はい…こちらに…本物であることは確認済みです」
「そうか…...
「お前…馬鹿なのか?」
「ごめんなさい…」
私は今、ベッドの上で拘束されて、彼に責められている。
彼はとても嫉妬深い人で、私が職場で異性と会話しているだけでも気に入らないらしく、職場で直接怒らない代わりに彼の自宅で毎回このような仕打ちに出るのだ。
私自身そのことに不...
「今日も会えなかったなぁ……」
ここ最近彼に会っていない。
っていても彼が悪いわけではない。
悪いのは、仕事とプライベートをしっかり管理できない私のせいだ。
自分の仕事だけなら、難なく終わらせることができたのに、少し余裕ができただけで、人の仕事まで引き受けてしまう。
...