Nicotto Town


アストンのつぶやき


   

2012.2.23.陸の浮き島

そこだけ浮かんで見える

降り続けた雨の後


小さな足跡が

沢山行き来して


辺りの土が

窪んでいたのだろう



広く浅い

大きな水溜りが


ブランコを囲んで

まるで湖のよう



夕方に傾く

空の色をそっと写して


どこか幻想的に

日常の風景を魅せる

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2012.2.22.春雨

足元が濡れている


そんな風に気付くのは

気配も無く降りてきたから


傘を開いても

跳ねる音さえ聞こえないほどで


下ろした袖の先に触れる

僅かな湿り気が伝えるだけ


冷たいけれど

不思議と寒くはない雫の街


季節が変わることを告げる

穏やかなお天気

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2012.2.21.青空と朝日

カーテンの向こうが

いつの間にか明るくなった


木漏れ日とは言わないけれど

淡い光は穏やかさを湛えている


窓の向こうを眺めれば

射し込む光が眩くて


細めた瞼の隙間にも

鮮やかな空が入り込む


夜と昼との間を繋ぐ

紺と赤との境目は


どこからどこまで

互いの色か


昇る朝日...

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2012.2.20.春の息吹

花壇の隅に駆け寄って


芽が出ているよと

子どもが叫ぶ


良く日の当たる

花壇の中の


土の間ににょっきりと

球根からのご挨拶


風はまだまだ冷たいけれど

春はそこまできているようだ


明るい陽射しに

流れる雲に


移ろう季節が

見て取れる

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2012.2.19.推敲

自分で調べて

まとめて書いて


これで良いのか

考える



得意な友に

尋ねてみれば


時間を掛けて

調べてくれた



一人で見るより

多くの瞳に


触れた分だけ

輝いた

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