Nicotto Town



バレンタインを台無しにしてしまいました ーその1


2/14(バレンタイン当日)旦那様は早番で4時おきで、K鉄の始発電車で東成のT駅まで行ってお仕事です。

私は、一昨日ぐらいに引いた風邪がだんだんひどくなって、夜、お布団に入ると体が温まるからか、まるで喘息のような激しい咳のため一睡もできない状態になっていました。

わたしが、ゲホゴホ咳をし続け眠れないでいたそのときです、私の右に眠っているはずの旦那様からスウーット手が伸びてきて、私の体を左へ90度回転させ私が向けた背中を優しく撫ぜてくれるのです、「あっオトウサンもうすぐ起きる時間になるよ、ありがとう」

て思いながら、背中に暖かい彼の手のひらを感じながら、「そう!これって昔聞いたことがある、いわゆる気功術、つまり気(霊気)の強い、修練を積んだ人だけができる中国の治療法です」それを受けた人が異句同音に語っていた、気功術を受け「気」がその人から自分に流れ込んでくるとその部分が温かく感じる、それに違いないと思いました。

でも、旦那様はいままでズーとサラリマンしていたのだからそんな術を身につけているはずはありません。?どうして?て思っているうちに不思議なことにあの凄まじい咳も収まり、私はいつの間にか背中がホッカホッカするのがたまらなく気持ちよくて、何時しか咳もも忘れ、ぐっすりと、眠りに落ちていきました。(彼の愛情がいかに深いか、なのでしょうか)。

次に私が目を覚ましたのはそれから(多分それは午前1時から2時ごろ)11時間後(午後1時ごろだと思います)、仕事を終えた旦那様が帰ってきてカチャリと玄関の鍵を開ける音がしたときでした。

 目が覚めたとたんだんな様の手もぬくもりも消えてきたせいか、あの激しい咳がぶり返しました。ゲホゴホ、ゲホゴホ、激しい咳が私を襲います。

彼は多分それを聞いていてわたしの体調が悪くて、お仕事を休んだことを悟ったのでしょう、黙って静かに2Fに上がってきてテラスに出て行くのが分りました「あー!、洗濯物を取り込んでくれてる」(旦那様は、そうでないとき、つまり私がお仕事に行く前に洗濯物を干していくと、彼が帰ってきて80%ぐらいは洗濯物を取り込んでくれます)。それを、寝室にいつものように放りこんでお昼を食べに1Fに降りていきました。

それから30分ぐらいカチャカチャとリビングで何か作って食べているようでした。

やがて静かに足音を忍ばせて旦那様が2Fの私たちの寝室に入ってきました(この家を建てるとき、彼のたっての頼みで、2Fの和室の床の間のところがパソコンルーム(?)に作ってあり、彼は毎日パソコンデスクに座りカチャカチャとPCのキーボードを打っています。私がPCのファンの音(かなり静かなのに、7年前の頭蓋骨に4回も穴を開ける大手術以後、異常に耳が鋭くなり、そのような音)が我慢できなくなっていますので、私が眠っているときは1Fにあるノ-トPCで作業をしてくれます。ところが3週間ほど前そのノートPCが壊れてしまっていたためでしょう、彼は寝室の床の間(?)のPCの電源を入れました、

「ブ-ン」PCのファンの小さな音が私の耳につきました、折からあの激しい咳がぶり返してきたので、「おとーうさん、今日はゲホゴホ、一寸それやめてくれる!」と私はさも当然という感じで訴えました。

普段ならそれで大人しくあきらめて1Fに降りてくれるはずの旦那様が、この日に限って「今日は、大事な急ぎの作業があるから、悪いけど!」といってカチャカチャとキーボードをたたき続けるのです。ゲホゴホ、ゲホゴホ。カチャカチャ、ゲホゴホ、カチャカチャ・・・激しい咳に責められ私はだんだん腹が立ってきました。

多分1時間ぐらいしていたでしょうか、私は、ムックリと布団から出て、黙って起き上がり、寝室の引き戸をバ-ンと思いっきり締め、2Fから1Fへ降り、そこにいた娘に「今日は、私、晩御飯作らないからね!」と甲高い声を出して、次に2Fの彼に聞こえるように1F和室の引き戸をまたバ-ンと締め、用事という用事もなく、また和室からリビングへ、また引き戸をバ-ン!そして2Fの寝室に戻るときまた、入り口の引き戸をバ-ン!

 彼は、その私の態度から私がものすごく怒っているのを感じているはずなのに、この日はそれでもカチャカチャをやめませんでした、それからまた3時間ぐらい彼はキーボードをたたき続け、webで何かを調べ何か作業をしている様子でした。

 ーその2ーへ




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.