人の幸せとは※蜃気楼・・・。

蜃気楼の意味：
光の異常な屈折が原因で、遠方の景色が見えたり、船が逆さまに見えたりするなど、物が実際とは異なって見えるような現象。（例えが正しいかは疑問が残りますが、実際とは異なって見えたり、手が届かない幻という意味で引用）

自分の体験談に関して、カッコイイ事ばかりを綴らずに胸の内を明かします。
良かれと思ってした善意が台無しに。。今回は、自分が凹んだお話しです。

いや、こうした経験を経てイロイロな発見もありました。
人は願いが成就しても幸せになれない？！みたいです。
その方の詳しい事情は避けさせていただきますが、私もご一緒に願った一人な為、
彼女が得た幸せを自分の幸せのように喜んでいただけに無念でなりません。
今ではだいぶ落ち着きましたが、立ち直るまでに２、３日を要しました。

その方は、真剣に悩みを相談に来られ、周りの方の数々の協力があってお陰で、
一生に一度あるかないかの願いがようやく叶った矢先、先日お会いした彼女の口から直接、
「自らの手で全てを壊してしまいたい！」とおっしゃるのです。
彼女のご家族もさぞお困りのことでしょうから、「それはよく考えてからにして欲しい！」と、つい口走ってしまいましたが、
彼女はベールの彼方にいらっしゃるような感じで、私が言うことには耳をかしてくださいませんでした。（薬のせいかもしれません）

その方とは、以前からお友達ですし、私を気味悪がらずに相談してくださるので喜んでベストを尽くしたまで。しかし、あまりにも質問の回数が頻繁に なったので、ご本人によくよく伺うと、普段からあれこれ考えると眠れなくなるから薬を投与しているというのです。同情した私は、彼女の薬が軽くなるな ら・・・と、余計なおせっかいをしたのが仇となりました。

その後、些細なことでもいろいろと質問なさるので鑑定に頼るのでなく自分で切り開いていくよう説得するよう切り替えました。
霊が励ましてくださっとしても、それで全てがクリヤーになれるワケではありません。お注射やお薬とは違うのです。
（あくまでも常識の範囲内で）普通に「自分だったらこうするよぉ～」と軽く受け流したつもりが・・・。
「アンジェロさんはそんな風に考えられて立派ですね。自分なんて。。」と、クヨクヨを繰り返し始めました。

今思うと、この時から、自虐＝自分で自分を苦しめてしまう癖がありました。（お互いのエネルギーが空回り）
しかし、わざわざ家を訪ねてまで私を頼ってきた方を冷たく追い返す訳にはいきません。
それに、私は答えを占いを使ってまで答えを求めて差し上げてしまいます。
占いのイイところはズバズバ（ズゲズゲ）と情やエゴを挟まずに答えが得られるという利点があります。（　←勝手に利点だと思っている自分ですが、考えは人それぞれです）
技術としてはミ霊媒：ディアムのほうが上だと思うのですが、ミディアムも人なので、これを言ってイイのかどうか気にされたり、または、その逆のケースもあり、ミディアム（パイプ役）のフェルター次第で伝わり方や解釈も変わります。

要するに、人の幸せはお金でも豪華なお家でもなければ人間関係云々でもない！と、彼女を通して教えていただきました。

他では、さまざまなご事情で、悲惨な運命に翻弄され今も苦しみ続けている方もいらっしゃるというのに。
あんなに恵まれた方が、自分で自分を苦しめてしまうなんて通常ではあり得ない話しです。
いや、恵まれた方だからこそ危うい？　とも言えます。　（ハリウッドスターのように？）

これは、私の考えですが、
「どんなに人に傷付けられても、私達人間は人間によって癒されます」

私の場合、人生哲学や洞察力を備えた方、元気でパワー溢れる方とのコミュニケーションはお互いのエネルギーが湧いてくるので、自分が元気の無いときには信頼のおける友人やミディアムの方との時間を大切にしています。
しかし、今回のような経験を経て”危うい”と気が付いた方とは、あるていどの距離は必要なのだと反省しました。自分の足で歩けなくしてしまっては元もこうも有りません。

私の尊敬する方が書籍で、「その人が本当に教えてイイのかどうかが一番大事」と、おっしゃっていた意味がよくわかります。
また、霊視に関しても（望むような）答えがない、（望む人が現れてくれない）理由はここにもあるのかな。とも思いました。

しかし、人の頭とゆうものは、（無意識に）いつも答えを求めています。
（本当は答えなどないかもしれませんが）人は納得できないままで過ごすと（病んでしまうほど）不安になってしまう場合があるのです。

人の幸せとは蜃気楼のよう・・・　幸せだと思い描いていたものが幻？
もし、全てが幻だと言うのなら、そこに辿り着く過程を楽しむ心の余裕が欲しいものです。(*´◡｀*)

だからこそ、皆さん、今（置かれている環境や絆や家族や友人）を大切に生きましょう。