読書ノート/饗宴ソクラテス最後の事件/柳広司
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/03/17 18:23:29
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読書ノート
「饗宴ソクラテス最後の事件」
著 柳広司
図書館の本です。
面白かったです。
舞台は古代ギリシャ
ソクラテスとその友人クリトンが探偵役で、
おどろおどろしい謎の事件を解決するという
物語なのですが、
いや、
古代アテナイやギリシャの風俗等、
無理なく詰め込まれた作品で
その辺、物凄く興味深かったですし、
事件を取り巻く環境も、
恋に欲得ずくに名声欲
支配欲…とバラエティに富んでいて
大変に面白かったです。
ミステリとしての謎は…
個人的にはどーかと思ったんですが…
なんだろなぁ。
加減の効いたシ○ダソ□ジみたいな?
シ○ダ氏も暗闇坂とか
事件現場の特異性とか
特殊な舞台で盛り上げていきますが、
シマダ氏の場合は、偶然だったのです!!って
そりゃあない。とか
やりすぎだろ。こりゃ、もうミステリーじゃなくてホラーだよ!
みたいなところが読まなくなった理由なんですが…
其処までのやりすぎ感が無いです。
もちょっとしてもいいくらい?
さじ加減が良いカンジです。
圧巻が最後のソクラテスによる、
事件の裏に居た人物への告発で、
いかにも哲学者ソクラテス!
凄く面白かったです。
他の作品も歴史モノの様相を持っている様で、
予約依頼をしている他の本が何時入るのか、
楽しみにしています。
わくわくv
★★★★☆
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良太郎の星の数は、
星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった(読み返したい)
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。
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