と言って病室を去ったのはつぐみ。

「甘酸っぱいっすねぇ」

「まったく、目に毒ですわ」<a href="http://www.shpmotive.com/">casio クロック</a>

　と会話しつつ出て行ったのは月と秋山だった。

　特に、月はこれからも色々と後始末で忙しいらしく、「本当なもっとだらだらしたのですけれど」と無念そうに出て行った。

　そうして、病室に夏彦一人になってから。

　窓から赤い西日が差すようになってから、遠慮がちにノックの音が聞こえた。

「どうぞ」

　上半身だけを起こして夏彦が返事をすると、ドアが開いて、顔を真っ赤にした律子がおどおどとしながら病室に入って来た。頬に大きなガーゼを当ててある。

「ど、どうも……さっきは、その、ごめんさない」

　律子が頭が地面につきそうなぐらいに頭を下げるので、夏彦は慌てる。

「ああ、いや、大丈夫ですよ、あれくらい……律子さんこそ、顔に傷、あったみたいですけど、大丈夫ですか？」

「え？　う、うん……それに、怪我だったら、な、夏彦君の方が……」

「いやいや、女の子の顔の傷とは比較にならないでしょ」

「お、女の子……うぅ……」<a href="http://www.shpmotive.com/">casio チタン</a>

　赤かった顔を更に赤くしながら、律子はベッドまで近寄ってきた。

　そうして、無言。

　しばらく経っても何も話さないので、夏彦は仕方なく、今まで起こったこと、どうして自分が怪我をして病院にいるのか、そして病院で聞いたこれまでの事件の真実を、ゆっくりと時間をかけて話していった。

　夏彦の長い話を聞いているうちに落ち着いたらしく、律子は最後の方では相槌も打つようになっていた。

　そうして、今度は律子の方から、ぽつりぽつりと夏彦と別れた後に何があったのかを話し始めた。

「――ああ、久々津って奴と戦ったんですか」<a href="http://www.shpmotive.com/">腕時計 カシオ ルキア</a>

　話を聞き終わった夏彦の第一声はそれだった。

「にしてもとんでもない奴ですね、律子さんの頬に傷をつけるなんて」

　夏彦が言うと、また律子は顔を真っ赤にした。

「……う、で、でも、ごめんなさい、逃がしちゃって……」

「あー別に大丈夫じゃないですか？　さっきも言ったように、もう事件は終わったんです。多分、どの会もその久々津って奴を追ってますよ。多分、すぐに捕まりますって」

「うん……」

　少し黙ってから、律子は泣きそうに顔を歪めた。

「……でも、彼は……絶対に、逃がしちゃいけない人だったのに……理不尽で過剰な暴力を振るう、そんな人だったのに」

「よく 

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