読書ノート番外編/小林弘利さん
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/08/02 02:24:15
涙腺崩壊ソング「あいたい」
のように、作品として素晴らしいんだけど、
そりゃもう十二分にわかっちゃいるんだけど、
でも遠巻きにしてしまう作品があります。
良太郎♪の場合、小林弘利さんの小説がそうで、
読めば感動することは解っているのに、
なんだか遠巻きにしてしまう。
・・・・していたら、ある日ふと気づいたら、
図書館から消えていた。
それが小林弘利さんの本でした。
まぁ・・・コバルト文庫が一時期図書館の一角を我が物顔で占めていたのが、
一斉に消えちまって、そのタイミングで消えてしまわれたのですが、
あんなに感動する作品群だったのにもったいないなぁ。と
思いつつ、
いつの間にか忘れてしまってました。
その懐かしい名前を発見し、
あああ!!!
この名前だ!!!
と、ハッとしたのが江ノ島プリズム。
脚本家の名前として出ていたのです。
そっかーー!
脚本家にジョブチェンジなさったから最近見ないのか・・・・と思いつつ、
小説家って昔は、一冊でも本を出せば、生涯作家先生として
テレビ番組のコメンテーターとかに採用されていた?りしていたものだけど、
今は、感動作でもあっという間に絶版されて人々の記憶から消えていくのだなぁ・・・と
強烈に寂しくなり、その業界で食べて行くことの過酷さについて思いました。
・・・そーいや星新一さんのショートショート集とかも最近見ないなぁ・・・。
出版不況なのはわかりますが・・・
子供の頃から人生を彩ってきた沢山の名作が今は、子供たちの手から遠ざかっているのだな・・・。
図書館からもどんどん除籍されて消えているのだなぁ・・・としんみり・・・。