Nicotto Town



ねがいとは


私は願い事は書かない。
唐突だが願うことはない。なぜなら願う相手がいないからだ。
神もまた仏さえ信じぬのなら、すべての結果は自分自身の責任として帰ってくる。
斯様なものに願っても詮無きことであるし、まず、信じようにも神や仏など見たことはないし、会ったこともない。
無神論者とは時に修道僧より厳しく、また孤独なのだ。

 織姫と彦星の話は知っている。職責を忘れるほど恋にのめりこんだ2人は微笑ましいし、共感もできる。それを何も前触れもなく2人を引き離す天帝の無粋には嘲笑しかない。
お前たち!はい左遷!二度と会うな!ふむふむよくがんばったな!1年に一度だけあっていい。他の日は会うな!現代のブラック企業も真っ青である。

 儒教道徳のくだらない面。天帝の邪さえ勘ぐってしまう。私だったらこんなブラック上司いやだ。辞める。
織姫よ彦星よ。川は人と人を隔てることはある。だが障壁としてあるのではない。
河や海は壁にもなるが、回廊もになる。さっさと二人で逃げ出して愛に生きよ。
例えこの身が地獄に落ちようとも 私はこの愛に生きる
ローマンの熱情を聞いてほしい。

 さて、取り留めのない文言を並べたが、天の川へかざす笹、それに添える短冊に白紙というのもまた無粋。
悲哀と願い。そして熱情あるこの一首 笹葉に添えるとしよう

玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 
忍ぶることの 弱りもぞする        
                      式子内親王

アバター
2018/06/28 12:54
お〜〜
凛々しいにゃん!
にゃんも頑張るにゃん・・・・



Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.