いま読みたい本
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/10/29 21:02:30
ウィザーズ・ブレインⅦ・天の回廊(上・中・下)
三枝零一さん作
早く取り寄せなければ! と思っております。
ウィザーズ・ブレインシリーズは、近未来SF風ファンタジーライトノベルです。
第三次世界大戦後の、陽光が遮られ、気温氷点下40度になってしまった地球。「I-ブレイン」という、生体量子コンピューターを脳に持つ「魔法士」達と、普通の人間のお話。
お話は一般の「魔法士」達から一線を画す能力を有した、「規格外」とされる「魔法士」達が中心になって進みます。
この「魔法士」は脳にコンピューターを保持していると云う事からも解かるように、普通の王道ファンタジーに出てくる「魔法使い」とは少し違いまして、情報制御理論に基づいて(私達の世界では架空の理論になります)魔法を使います。科学ベースのというか、科学的視点から捉えた魔法です。物理学とかお好きな方には楽しいかも知れません。私は全く興味なかったというか、苦手だったので、シリーズ一作目の序盤で投げかけましたが、今では根性出して良かったと思っております。
……何だか全然説明出来ていないので、そしてこれ以上いくとネタバレ炸裂になってしまいそうなので、詳しくは実際に作品を読んで戴くとして(笑)。
6作目にしてやっと本編に突入したので、先は長いと思われますが(刊行ペースもゆっくりですし)ハッピーエンドである事を切実に祈っている作品です。
中心人物の一人、ヴァーミリオン・CD・ヘイズが好きで堪りません……!
非日常に惹かれます。