Nicotto Town



恋愛映画って観ないんですよね


何しろ、幼稚園児の頃から父親にランボーやらロボコップやらエクソシストやらオーメンやら見せられて育った人間なので、もっぱらアクション映画やらホラー映画ばかり観ているんですが・・・・・・・・

最近観た映画だと、『ホビット~思いがけない冒険~』でしょうか?

何一つ情報収集しなかったので、観ている途中で「あれ?続き物?前編後編?」と思って観終わった後パンフレットを見たら、まさかの三部作・・・・・・・・・・

でもまぁ、面白かったですね。

前作にあたる『ロード・オブ・ザ・リング』(←以下、『指輪』)の大ファンなんですが、『ホビット』はまだ読んだ事がなくて、ざっくりとしかストーリーは知らなかったんですが、出てくるキャストがいちいち懐かしかった・・・・・・・・・

あと見ていて驚いたのが、映像が明るい
『指輪』の時は、確かVFXの技術が出始めくらいの頃で、合成とかが粗かった為、わざと薄暗い映像にしたとかいう話を聞いたんですが、今回は洞窟のシーンだろうが戦闘シーンだろうが、鮮やかで凄いびっくりしました。
3Dで観たんですが、妙にしっくりこなくて、出来そこないの飛び出す絵本でも観ているような感じがしたのがちょっと残念・・・・・・・・・・・3Dメガネの掛け方を間違えていたのもあるんでしょうが、2Dで観るべきだと思いました。

でも、前作のあの雰囲気、すごく好きだったんですよね。
古びて黄ばんでカピカピになった本のページをめくるような、ワクワク感があって。
今回も風情があって良いんですけどね。


今、原作を読んでいるんですが、ストーリーは細かい部分がだいぶ違いますね。
随分ビルボ贔屓というか、ビルボに花を持たせているなぁとは思いましたが、山場を作らないと主人公っぽくなくて観ている側が飽きるので、しょうがないかも。

ストーリーは、『指輪』で主人公だったフロドの養い親のビルボが主人公。

ビルボというと、あの『指輪』で100歳超えのおじいちゃんが頭に浮かぶので、「あのおじいちゃんが冒険ねぇ・・・」と、思わずうなってしまうんですが、舞台は『指輪』の時代よりもだいぶ前。
ビルボが確か51歳の頃なので、『指輪』で出てきた旅の仲間は半数以上まだ生まれていないくらい前ですね。
アラゴルンとか、確か10歳くらいかな・・・・・・・

ちなみに、『指輪』の時代だとフロドは50歳。
冒険に出た歳が、二人ともほぼ同じなのが、ちょっと興味深いです。

ともかく、平穏に暮らしてたビルボが、何故か魔法使いのガンダルフに目をつけられて、ドワーフ達の奪われた財宝と、国を滅ぼした仇の竜退治の旅に連れ出されるというもの。

これだけ見るとありきたりのおとぎ話っぽいんですが、それを掘り下げて掘り下げて神話の域に持って行くのがトールキン先生の真骨頂なので、見ていると話に引き込まれます。

先にも書きましたが、だいぶ前作と変えている部分があるんですが、『指輪』の時も相当変わっていたので、この辺りは原作至上主義の人には受け入れられない部分もあると思いますが、私は映画の方がスマートに話が進んでいて良かったです。
原作ももちろん好きですが。

次回作も楽しみですが、次回作の前に原作を読み終えようかと思います。




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