Nicotto Town


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ロリータ

ロリータって言葉は
日本人には、とってもなじみになってますが
海外では、どうなんでしょう?

ロリコンとかゴスロリの語源になったことで有名な
ナボコフの小説「ロリータ」ですけど
現代人にはそれほどショッキングではないかもしれません。
大学教授が12歳の少女に夢中になっちゃう話ですが
もっとおそろしい事件はいくつも現実に起きてるし・・・

それより、面白いのは
最初、この小説がアメリカで出版を拒否されたときの
編集者のナボコフあての手紙です


「精神分析医に話すべきことがらを、綿密な小説に
仕立て上げたもので・・・

進歩的なフロイト派を自負するわたしでさえ圧倒的な
不快感に襲われた。
一般読者は吐き気をもよおすに違いない。
売れる見込みもなく、高まりつつある名声に計り知れない
害を及ぼすだけだろう。
総じて、不道徳きわまりない話である。
忌まわしい現実と、とんでもない空想が曖昧に交錯する・・・

わたしがもっとも当惑するのは、作者がこれを発表したがっている
という事実である。
この本を出版するいかなる根拠も思い浮かばない。
わたしはこれを千年間、石の下に埋めておくことを勧告する


ここまでいわれた「ロリータ」ですが
フランスで出版されたあと
アメリカでもベストセラーになったのです
まあ、日本では、普通名詞になっちゃいましたけど

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2010/10/06 00:23
みなみさん

コメントありがとうございます

あー、そうですね
文体が与える印象って
あるのかもしれませんね

ロリコンという言葉が出始めてきたのも
70年代後半みたいですが
いまは少女ヌードとかは
ネットでもっとひどいことになってるかもしれないですね
先日も、山形の小学校が「さくらんぼ小学校」という名前を
つけようとしたら、同じ名前があやしいサイトで使われていて
取りやめになった騒動があったりして・・・

「ロリータ」の映画
ちょっと検索してみましたところ
なるほどー
1962年のキューブリックの作品で
ハートのサングラスかけてる少女のアップが
DVDジャケットになってました
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2010/10/04 23:42
初めましてですが、コメント失礼します。

ナボコフのロリータは訳書ですが
川端康成は本人の書いたあの美しい文章そのままで読める分
日本人独特の変態さが際立って感じられるのかもしれません。

日本人の変態性については
日本における70年代の少女ヌードのブームに
特に異常さを感じますねー。
初期のの写真は、確かに美しい作品が多く見られますが、
段々と刺激の強いものになっていて、
あぁこれが消費者の需要を反映した結果なのねと思うと・・・。

とはいえ。
私は「ロリータ」と聞くと
ハートのサングラスとロりポップを思い出します。
完全に映画の影響ですねw
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2010/10/01 01:56
たっくんさん

コメントありがとうございます
田山花袋は、読んだことないですが
ヤバいのがあるんですね
あと、川端康成のほうがナボコフよりも
ずっと危ない人のような気がします
「痴人の愛」の映画
あっと驚くようなキャスティングで
見てみたいです
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2010/09/28 11:10
スミマセン「若松孝二」カントクの字が違ってましたね。近眼なので失礼しました。
アバター
2010/09/28 11:04
ナボコフの「ロリータ」、私も学生の頃新潮文庫で読みましたが、たしかに現代では「多様な価値観」が尊重されてしまって、「それも十分アリ」みたいな読まれ方をするのかもしれませんね。
大昔の記憶であてになりませんが、たしかナボコフが「あとがき」に書いていたエピソードだと思いますが、原稿を持ち込んだ編集者が「第1部だけで十分だ(あとはイラナイ)」という意味の読後感を述べたというのですが、それは私も「一理あるな」と思いました。後半グダグダと自問する部分は少々ダレますね。

この種の「ヘンタイ小説」、本邦では田山花袋とか、有名な「蒲団」のほかにも、通勤電車でいつも一緒になる女子高生に懸想する中年サラリーマンとか、今日的に「ヤバい」作品がありますね。
谷崎潤一郎の「痴人の愛」なんて、ナオミはたしかハイティーンの設定だと思いますから、それこそ「知人の愛」というくらい日常的なシチュエーションに成り下がっているのかもしれません。

「若松プロ」の若松幸二監督が、「ツィゴイネルワイゼン」の田中陽造さんの脚本で「痴人の愛」を映画化するという企画があったらしいのですが、その後どうなったのか。「オンナを描かせたら陽造サン」という 人を得て、どんな傑作が産み落とされるのかと心待ちにしているのです。
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2010/09/15 02:45
bokudenさん

たしかに、ロリコンというか少女文化みたいなのや
BL的なものは、かなり前から見られるんじゃないかって
気がしますね
この先は、どうなるんでしょうね


ジェイさん

調べたら、2回映画化されてました
赤狩りの時代だと、ナボコフはもともとロシアから
亡命した人なので、やっぱりたいへんだったのでしょうか

鳩山邦夫さんが蝶のコレクターなんですか!
あの風貌からは想像できませんね^^
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2010/09/14 19:52
たしか映画にもなりましたよね。
ちょうど、この頃はアメリカは赤狩りとかの時代じゃなかったかな。
保守的で型にはまっちゃうとか。。。

そうそう、蝶の収集で思い出しましたが、鳩山元首相の弟さんも物凄い蝶の収集をしていて、蝶に関しては物凄い知識なんだそうです。

結構蝶にはまる人っているんですね。
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2010/09/13 19:44
ロリータを論ずるのにナボコフから入るとはonpuさん、なかなかすごいー
ここまできたら、日本のロリコンとBLの比較分析をしていって、これからの発展を予想してみて欲しいですね、って勝手に期待してますー
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2010/09/12 20:39
あさかぜ飛馬さん

ナボコフは、50人の召使いがいたというロシア貴族
の出身だったそうです
小さいころから熱心な蝶のコレクターで
40才を過ぎてアメリカに移住してからも
虫取り網を手に野山を歩き回ったりして
奇異な目で見られてたらしいです
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2010/09/12 20:06
ぴかさん

吐き気をもよおすようなことも
とくに無かったです^^
ナボコフは、難解なものを書く作家とされてるようですが
この小説は難解ではありません
少女に恋して、まずその母親に近づいたりして
なかなか面白いですよ


ぺぐぺぐさん

日本で、ロリータという言葉は
アニメのかわいいキャラと
密接に結びついている感じで
ファッションへの転用もアニメの
コスプレが影響してる気がします


ま~りんさん

出版を拒否されたのは
1950年代半ばらしいですが
アメリカの1950年代は
今からだと考えられないくらい
保守的だったみたいですね
道徳観念もずいぶん変わったのでしょうね
アメリカも日本も


bokudenさん

あー、ほんとですね
紫の上は最初、ほとんど幼女ですし
そのあたりだけ独立させたら
ロリータを1000年くらい先駆けてるかもしれませんね
どうなんでしょう^^


撫子さん

なるほど、そうですね
そういえば「ロリータ」では
ちゃんと主人公の心理がわかります
これがないとやっぱり文学にはなりませんよね
マルキ・ド・サドって逮捕されてるんですか
もし、サドがいなかったら現在サドとかSとか
いわれてる嗜好は別の先駆者の名前で呼ばれることに
なっていたんでしょうかねえ


メさん

アニメキャラとかと同じレベルで
少女に、なんか勝手にイメージをつくってる
みたいな人が多い気がしますが
フィクションで満足できなくなってくるとしたら
やばいですよね


さくら♪さん

なにをおっしゃいますか^^
わたしは、月にひとつくらいしか書かないし
さくらさんの書くようなのが、正しいブログですよー
ところで「千年間石の下に埋めておく」っていうのは
なかなか文学的な感じで
燃やすとか捨てるとかじゃないのがおもしろいです^^
ロリータがなかったら
なにか別の言葉が代わりなったんでしょうか
案外、現象自体があいまいなままだったかもしれないですね
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2010/09/12 18:19
りおさん

そうですよね
ここまで言われるのって
いったいどんなのだろうって
気になりますね
見るなっていうと見たくなるみたいな


まいまいさん

まいちゃんみたいな女の子に
おじさんが夢中になっちゃうわけです
ていうか、気をつけてね
先生にもいたりするかもしれないのです


よこさん

調べてみると
日本では1980年あたりから
ロリコンという言葉がきかれるように
なってきたみたいですが
幼女連続殺人事件で有名になったみたいです


山鳥さん

最近は、むしろファッション用語としての
認知度の方が高いのではないかとも思います
ロリコンという言葉にしても、アニメ文化に取り込まれてしまったので
犯罪的なものは、児童ポルノといったほうがはっきりしますね


ココレオンさん

映画にも2回なってますよ
ロリコンという言葉は
日本で使われ始めたみたいで
欧米では、少女がおじさんに関心を抱く
という意味のロリータコンプレックスもあるようです


ゆかちゃん

アメリカでベストセラーになったときは
センセーショナルな扱いだったのでしょうから
多くの読者は興味本位だったかもしれませんね
日本では、「これがロリータの語源になった小説かあ」
と思って、読んでみるタイプの興味本位読者も
多そうです・・・わたしもそうですが^^

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2010/09/12 05:50
ナボコフの小説は昔読みましたが、内容はもう思い出せないです。
でも、図書館でナボコフの本を探しまくっていたのを思うと
大好きな作家だったはずです。
ロシアから亡命してアメリカで活躍したんでっけ。
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2010/09/11 20:26
コメントありがとうございます


ありすさん

いわゆるロリコンに関しては
嫌悪感を抱く人は欧米のほうが多いのではないでしょうか
ナボコフは、それほどヘンタイではなかったように思うのです
サドとかマゾは、読んだことないのでわかりませんが
こちらのほうが危ない気がします
でも、日本ではSとかMとか気楽に使ってますよね


れおれおさん

そうですよね
ロリータがファッション用語として
定着してるので
ロリコンとかもおしゃれに響いちゃって
犯罪まがいのことも
大目にみられるといった勘違いが
横行してるのかもしれません
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2010/09/10 23:36
onpuさんのブログは、私のそれとは全く違って・・・とってもためになります(^^ゞ
編集者が言ったように、千年間も石の下に埋めて置かれていたら・・・
「ロリータ」って言葉はどこかの石の下で、化石化していたでしょうか?

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2010/09/10 20:18
そういえば、大学生の頃、知り合いの男の子に、
女子中学生萌えというか、まあ、ロリコンな人が何人かいました。
まだ、妄想で済んでればいいのだけど…。
アバター
2010/09/09 23:30
でもこういった事を赤裸々に書くのが本来の小説、というか純文学ですよね。
マルキ・ド・サドあたりも、著作のせいで逮捕されたりしたはずですよ。
今となってはそれほどスゴイ内容ではないと思いますが。
どの分野でも元祖が一番大変なんだなー。
アバター
2010/09/09 20:23
源氏物語は、はたしてロリータに入るのだろうか?幼女を自分好みの女にしたてる話があるわけなんだが
アバター
2010/09/09 18:18
なんでも、最初というのは、大変ですね。。。
特に一昔前は、固定観念が強い時代ですから。。。

ま、今の日本みたいに、柔軟(?)すぎるのも問題だと思うのですけどね^^;
いったい公序良俗はどこまで乱れていくのやら。。。。
アバター
2010/09/09 16:49
ロリータって聞くとえって思うけど
知らない事もいっぱいで
勉強になりますね^^
アバター
2010/09/09 14:22
あまり本を読まない上に、海外の作品はもう何年も読んでないけど
この小説を読みたくなってきました。
アバター
2010/09/09 11:34
確かに内容的には不快感を感じる人が多いかもしれないが
反面心の中では知りたい世界だが表立って人に聞けないという心理が働き
小説を買うという行動に走らせるのかもです
要するに興味本位の読者が多いのではないでしょうか?
アバター
2010/09/09 10:21
そうなんだ~フムフム。
勉強になりました。
アバター
2010/09/09 08:29
やっぱり、認知度があがったために
世の中の基準が変化したりしたのかなぁ?

知らしめることと
隠すこと

どんな問題でも言われることだけど
どうなんだろうねぇ
アバター
2010/09/09 08:10
へ~ェ そうなんですか^^
「ロリータ」は コスプレとかファッションぐらいのイメージと
この小説は読んでませんが 何処かで噂は記憶にあり
いい印象は持っていませんでした^^;
アバター
2010/09/09 00:12
へぇ~
これが語源ですかぁ
アバター
2010/09/09 00:10
ダメだダメだと言われたら
どんなにダメなのか逆に見てみたくなりますよね~

人間の心理の奥深さでしょうかww
アバター
2010/09/08 23:59
中にはロリータを肯定し、ロリータの勧め・・と勘違いする輩も出てくるから・・怖いよね。
アバター
2010/09/08 23:56
ここまで言われると「却って読みたい!」と思ってしまうのかもしれませんね。
マルキ・ド・サドとかマゾッホとかも似たような感じでしょうか。
言葉って一人歩きしちゃうから面白いものです。

いや、犯罪は駄目ですが(汗)。



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