Nicotto Town



赤く赤く染まっていた

い。
ってことで、男子からの人気はうなぎ登りとなっている。

彼女が留学生として転入してきてから数日。
自意識過剰かも知れないのだがどうにも見られている気がする。
ジロジロと見られているわけでは無いのだが、どうにもチラチラと視線を感じる。
その割に、挨拶程度しか話はしたこと無いのだが。
取り敢えず、気にはなるが、人垣の中にまで出向いて何か用かと問い質すのも面倒というか自意識過剰を宣言するみたいなので嫌だ。
ってことで、向こうから接触があるまで放置することに決めた。

あくる日、寮に帰り、扉を開けると、足下に白い物があるのが目に入った。
手に取ってみると、折りたたんでロウで封がしてある。
裏返してみるが、特に宛名も差出人も見当たらない。
取り敢えず、中を見てみることにする。

『明日、授業が終わったら、最奥から三番目の教室に来られたし』
  
手紙で呼び出すとは古風な <a href="http://www.beginjp.com/">ジャンプ傘</a>
いや
こっちじゃ今風ってことになるのか?

文字の感じからは女子っぽい感じ。
軽く臭いを嗅いでみるがよく解らなかった。
冷静に考えるとちょっと変態っぽくて脱力した。

最奥と言うことは、1階奥にある物置同然の教室から3番目の未使用教室だろう。
あんな所にわざわざ呼び出すってのは、どういった用件だろうか?
まさか告白ってことは文面から無さそうだと判断する。
なんていうか、うきうき感とかは感じず、事務的な感じがする。

寮母のチコおばさんに、誰か尋ねてこなかったか聞いてみたのだが、特に気がつかなかったとのことだった。
まぁ、直接、届けに来たかは怪しいところだしな。
人づてに、この寮の人間にお願いした可能性もあるし
目撃情報は諦めるか。
明日には答えも解ることだしな。

翌日、放課後の静まった学院内を歩く。
夕日で赤く照らされた校内には、既に生徒の姿は無く、実に静かな物だった。
ミレイたちには、ちょっと図書室に寄っていくと嘘を言ってここに来た。
まぁ、嘘を吐く必要は無かったのだが、相手が女子かもってことを加味したら、ついつい口からするりと嘘が出た。

約束の教室普段は使用していないため、誰もいないはずである。
呼び出した人物以外は。  http://www.ymssbj.com/ 財布 ブランド 一覧
教室の扉を開け、中に入る。

夕日の差し込む窓を背に、軽くウェーブのかかった髪が特徴の女子が立っていた。
その薄茶色い髪は、赤い夕日を受け、赤く赤く染まっていた。
うっすらと目を開ける。
その目は夕日のように赤く光って見えた。




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