Nicotto Town



翔輝が止めた


「さぁ、中に入りましょう」
「ちょっと待って」
 中に入ろうとした少女を翔輝が止めた。少女が不思議そうに振り返ると、そこに微笑む翔輝の姿があった。
「君、何て呼べばいいかな?」
「え?」
 少女は正直に驚いていた。翔輝は構わず続ける。
「君が『大和』の艦魂だという事はわかった。これは何かの縁かもしれない。だから名前を聞きたい。もっと君を知る為に」
 翔輝の言葉に、少女の瞳に動揺が起きる。それを隠す為か、少女はうつむいた。今までこんな風に会話をした事がないのだろうか。少女は少し戸惑い、うつむきながら小さな声で言った。
「???大和、と呼んで下さい。それが、私の名です」
 風が吹き、翔輝は軍帽を押さえる。そして、軍帽を押さえた格好で翔輝は微笑んだ。
「大和、か???。さすが、『大和』の艦魂だね。同じ名だ」
 翔輝は少女――大和に近づき、軍帽を取り上げる。軍帽の中からキラキラと輝く長い黒髪が靡く。翔輝はそんな大和の髪を、わしゃわしゃと掻き乱す。
「な、何をするんですか!?」
 大和は顔を真っ赤にして怒る。翔輝は微笑んだ。
「よろしくな。大和」<a href="http://www.watchsrobot.com" title="http://www.watchsrobot.com">http://www.watchsrobot.com</a>
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 翔輝が言うと、大和は顔が真っ赤なのは変わらないが、それは別の意味で赤くなった。
 大和は軍帽を被り直し、顔を真っ赤にしたまま微笑んだ。
「はい、長谷川少尉」
 『大和』の甲板が純白の雪で染め上げられ、雪は降り続ける。まだまだ冷たい風が『大和』を流れ、軍艦旗が静かに靡く。
 これが、翔輝と大和の、最初の出会いだった。《長谷川(はせがわ)翔輝(しょうき)》
 役職 帝国海軍軍人?戦艦『大和』航海士
 出身 広島県呉市
 身長 165cm
 年齢(1941年12月現在)17歳
 誕生日 12月8日
 家族構成 父(戦死) 母(病死) 妹?翔香(病死)
 好きなもの 翔香?艦魂達?軍艦(特に戦艦)?海?絵を描く事?心から打ち解ける友達?困っている人を助ける?平和な日々?甘いもの
 嫌いなもの 翔香を侮辱される事?無力で弱い自分?誰かが死ぬ事?自己犠牲する人?筋の通らない話?死というのを軽々しく言う奴?特攻作戦?戦争?苦いもの
今作の主人公で戦艦『大和』の航海士をしている艦魂が見える珍しい人間。海軍学校を優秀な成績で卒業した『大和』の最年少士官で期待の新人。その航海技術は航海長ですら納得させるほどの実力。しかし優秀な成績にも関わらずそれを威張ったり自慢したりはせず、常に謙虚な態度でいる為に皆からも慕われている。誰にでも優しくできる少年で艦魂達からの信頼は厚い。少々天然ボケなところがあり、仕事以外ではかなりの優柔不断。しかも乙女心がまるでわからない鈍感少年という典型的なハーレムアニメキャラ。そんな彼の優しさに触れて好意を寄せる艦魂は数多い。両親はどちらもすでに他界し、唯一の家族であった妹は大戦直前に病死しまっていて、彼はそれをトラウマにしている為、死というものにすごく敏感。彼女を助けられなかった事を今でも後悔していて、戦争で艦魂が死ぬと誰よりも心を痛めている。いまだに翔香の死から完全に脱却できない自分を情けなく思っている。命を自ら捨てるのを嫌い、後の特攻作戦は全面的に反対の立場となる。しかし自分が犠牲になる事はあまり気にしておらず、自分よりも他人を優先させる節があり、何をするかわからないという怖さもある。大和や多くの艦魂達に触れ、彼自身も少しずつ成長している。艦魂以外の友人関係は意外と狭く、あまり友達はいない。しかし小さい頃からの幼なじみの女の子がいて、姉のように慕っている女性もいる。

《大和(やまと)》
 大和型戦艦一番艦――戦艦『大和』
 出身 呉海軍工廠(広島県)
 身長 154cm
 髪型 長髪
 実年齢(1941年12月現




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