Nicotto Town



一歩間違えれば身体を輪切りにされる状態ではあるが

無理」

いや、最初から無理だったのだ。

相手のBMP能力は、とても強大で。
しかも、自分はBMP能力が使えず。
守りたい誰かのために、逃げることもできない状態で。

それでも何とかできる人間など。

「……」

人間など。

「………………」

たった一人だけど。

「知っている……!」

稲妻のように起き上がる剣麗華。<a href="http://www.shpmosquito.com/クオーツ-oyo9x-15.html" title="カシオ 女性 腕時計">カシオ 女性 腕時計</a>
そのまま『宙に浮く悠斗が召喚したカラドボルグ』の一つを引っ掴んだ!

どうしてそんなことができると思ったのか分からない。
というか、ほんとにそんなことができると思ったかどうかも分からない。
まあ、悠斗なら『たぶん大丈夫』とか言うだろう。うん、たぶん大丈夫。

掴まれた劣化版カラドボルグは、一瞬、抵抗するように激しく動いたが。
「悠斗君は遠くなんかない」
握る力の強さに圧倒されるように。
「私も、同じ気持ちを持っている!」
想いの強さに屈服するように。

あっさりと、その抵抗をやめた。
同時に、完全に不可視化しカラドボルグを保持していた豪華絢爛(ロイヤルエッジ)が、ガラスが割れるような音とともに砕け散る。

「幻想剣(イリュージョンソード):断層剣カラドボルグ!」
渾身の力を込めて、剣を振るう。
20数本マイナス1本のカラドボルグズは、全員一致で、その一撃を受け止め。


そして、動きを止めた。


「…………?」
カラドボルグを奪った麗華の前で、宙に浮いたまま動きを止めるカラドボルグズ。

何かとんでもない攻撃の前振りかと警戒する麗華だが。
カラドボルグ達は、動き出す気配が全くない。

麗華の仰天行動に面喰ったのか。
それ以外の理由なのか。
澄空悠斗は、苦しんでいるように見えた。

「どうして……?」

全ての力を使い切らなければ、覚醒時衝動は終わらない。

「どうして止めるの?」

自分が『全て受け止める』と宣言したのに。<a href="http://www.shpmosquito.com/その他-oyo9x-14.html" title="カシオ 女性 腕時計">カシオ 女性 腕時計</a>
澄空悠斗が苦しまないで済むように、全ての力を自分に吐き出してほしいのに。

何度か呼びかけて。
それでも反応がないと分かった剣麗華は。
澄空悠斗に近づき。


断層剣カラドボルグを澄空悠斗の首筋に当てた。


同時に、しぶしぶといった感じで宙に浮かぶカラドボルグ達が麗華の身体を取り囲む。
一歩間違えれば身体を輪切りにされる状態ではあるが、悠斗にもカラドボルグズにも戦意は感じられない。
若干の焦りと疑問と共に、彼女は言う。


「応えて、悠斗君」癒えない渇きを癒すモノ

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