Nicotto Town



その表情は全く読め

かりで抵抗不可連行された。

 一方、友好会が開かれている第三会議室は気まずい雰囲気に包まれていた。
「???」
「???」
「あー、大和? 武蔵? お互い言いたい事はないの?」
 テーブルを境に分かれて、問題姉妹はお互いに沈黙している。そんな二人に長門は極力平和的に話し掛けるが、完璧に一触即発の雰囲気だった。
「あー、どうしようぉ? ねぇ金剛」
「知らん」
 大和と武蔵は沈黙したままで、長門が冷や汗を流した時、強力な援軍が到着した。
「お姉様! 少尉を連れて来ました!」
 陸奥の叫びがこだまし、部屋のドアが勢いよく開いた。そこには翔輝連行部隊の陸奥、伊勢、霧島の三人と、連行されて来た翔輝がいた。
 翔輝の姿を見てぱあっと長門の顔が明るくなった。
「あッ! やっと来た! 長谷川君何とかしてよぉッ! 大和の保護者のあなたじゃなきゃ無理だよぉ!」
(???僕はいつから大和の保護者になったんだ?)
 ため息をつく翔輝を長門が呼ぶ。その時、一番に動いたのは大和――ではなく、
「???翔輝。今までどこに行ってた?」<a href="http://www.fdwlsm.com" title="http://www.fdwlsm.com">http://www.fdwlsm.com</a>
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 いつの間にか武蔵が翔輝の前に立って彼を見上げていた。その顔は無表情だが、瞳の中には心配という感情がしっかりと込められていた。
「あ、ちょっとね、あはは」
 空笑いしてごまかす。その時、視界いっぱいに黒い影が現れた。
「うわッ! って、軍帽? しかも僕の?」
 一瞬驚いたが、その軍帽を掴んでいる細腕の先には、今一番会いたくない人物がいた。
「あ、山城???」
「???」
 山城は翔輝の頭に軍帽をのせて身を翻す。
「あ、ちょっと???ッ!」
「長谷川君! 何とかしてよぉッ!」
 長門の悲鳴が一時中断する。
「???翔輝?」
 武蔵が心配そうに翔輝を見る。
「あ、大丈夫」
 その時、ずっと沈黙を続けてる人物に気づいた。
「大和???」
「???」
 大和は沈黙したまま翔輝を見詰める。その表情は全く読めない、無表情だった。
「大和。その???」
 さっきの事をまだ気にしてるのだろうか? いや、きっとそうに違いない。だって、何か微妙に瞳が冷たい気がするし。
 翔輝はこの状況を打開すべく、何とか平和的な雰囲気をつくろうとする。
「大和? その、徹甲弾は撃ち込まないでね?」
 翔輝は笑いながら言ったが、大和は笑わなかった。
 翔輝は思った。確実にすべった、と。
 笑顔は苦笑いに変わり、冷や汗が流れる。
「あー、ちょっとこれはヤバイかもぉ」
 長門も引きつった苦笑いする。
 しばらく沈黙が続いたが、それは突然終わりを迎えた。
「そんな事、しませんよ」
 大和が微かに笑ったのだ。
「大和?」
 突然の変化に戸惑う翔輝に、大和は抱きついた。
「や、大和???ッ!?」
「ごめんなさい。悪いのは私でした」
 大和は素直に謝った。それは自分の過ちに気づいたのか、それとも翔鶴の脅迫(?)のおかげか、それは分からない。ただ、これだけは言える。この二人は、切っても切れない関係なのだ。
 だが、せっかく大和が謝罪の意を示しているのに、当の本人は完全に混乱していた。
「や、大和? ちょっと待って???ッ!」
 顔を真っ赤にして焦る翔輝とどこか大人っぽい大和。そんな二人をなぜか桃色の瞳で見詰めている他数十名。
「ラブラブねぇ」
 長門は全く動じていない。というかむしろ喜んでる。が、約一名《怒りのパワーメーター》が臨界点を突破しようとしている人物がいた。しかし、そんな事全く気づいてない大和は続ける。
「さっきは、その???錯乱してて、本当にごめんなさい」
 今錯乱してるのは翔輝の方だという事に、大和は全く気づいていない。
「大和???ッ、は、離れてよ!」
 そろそろ色んな意味で翔輝が限界になりか 




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