二時間だけのバカンス
- カテゴリ：音楽
- 2018/09/12 09:00:25
去年の秋に発売された、宇多田ヒカルの最新アルバムに収録されている椎名林檎と一緒に歌った『二時間だけのバカンス』
この曲、すっごい好きです。
結婚して子供も生まれ、物語の脇役になって久しい。
家族のために毎日頑張っているんだし、たまには派手に息抜きするわ。
日常に不満はないけど、ちょっとスリルが欲しいんだもの。
二時間だけのバカンスよ。足りないくらいでいいの。
（僕には足りない。いつもいいところ終わる。次はいつ会える？）
大体こんな感じの歌詞です（もっと言葉が美しいのでぜひちゃんと見ていただきたい！）
宇多田ヒカルは好きですけど、林檎ちゃんほど熱心に聴いてはいなかったのでこんな不倫ソング書くとは知りませんでした。
しかも主婦と大学生の恋っぽいんだよね。
現実では浮気や不倫は大っ嫌いで、そういうことするやつは死ねとまで思っている私ですが、
非現実の世界では実は結構好きなジャンルだったりします。
恋愛ドラマは苦手だけど不倫系ドラマはついつい見ちゃう。
（恋するときめきだけ補充しつつ、不倫して崩壊していく主人公たちざまぁみろと思いながら見てます。）
私が不倫で一番嫌なのは傷つく人がいること。
誰も傷付かないなら割とどうでもよかったりします。
なので非現実の世界ではOK。
私がこの曲で好きなフレーズ。
「物語の脇役になって大分月日が経つ」
「御伽噺の続きなんて誰も知りたくない」
「欲張りは身を滅ぼす」
「砂の上で頭の奥が痺れるようなキスして」
こうして王子様とお姫様はいつまでも幸せに暮らしました、
の後には紛れもない現実が待っているんですよね。
おとぎ話はきれいな所で終わっていなきゃいけないのに、みたいな。
そういう表現が、もうっ、もうっ・・・たまらなく好きだーーーー！！！！
VERY妻（セレブ子持ち専業主婦向け雑誌）の心掴むわけだわ。
（雑誌で特集されたようです。）
MVはヒカルちゃんと林檎ちゃんが少しだけ百合を匂わせるような表現になっておりますが、 美しいので一見の価値ありです。
おすすめです。
