Nicotto Town


ころんころん日記


私達の範囲

夏頃のブログで、ハマってたドラマ『HOPE』の事を書いたんですが、
あれからその熱が加速して、原作のほうの韓国ドラマ『未生(ミセン)』全34話を見て
それでも飽き足らず、そのまた原作の韓国の漫画までレンタルして読みました(^-^

『HOPE』だけ見てた時には色々不自然に感じたシーンも
韓国版のドラマを見ると、ああそういう意味だったのかと納得する部分が多かったです。

例えば日本版で主人公が会社の上層部を前にプレゼンするシーンがあるんです。
最後に専務が主人公に聞くんです。
「君は何故この提案をしたんだい?」と。
主人公は答えます。
「それは我が社だからです!」 「我が社だから出来ると思ったんです!!」
専務たち「そうか…我が社だからか。そうか~ ワッハッハ」


へぇ?
なんじゃ、そのオチ? よ~~~分からん。


ずっとそう思ってたんですが、『未生』を見てやっと分かりました。

韓国では「自分達の~・私達の~」という言葉で「ウリ」というのがあるんです。
「ウリ」が何よりも大切。
それを「ウリ文化」とも呼ぶそうで…。


主人公はかつて囲碁の世界に生きていて、そこで挫折して
一般企業に入社してきます。
ずっと孤独な世界で生きてきて一人で戦ってきた青年が
心から求めてきたものが「ウリ(私達)」という言葉・世界観だったんですね。


彼だけでなく韓国の文化は、この「ウリ」という概念が
多くを占めているような気がします。
韓国社会では誰か親戚に一人でも成功者が出ると、これはもう個人の成功ではなく
「ウリ(我々親族みんな)の成功」となってしまうらしい。
そしてその文化こそが、様々な不正や汚職の温床にもなるのだろうな、と。

昨今のあの国を騒がすニュースを見ていて、そんな感想を持ちました。

きっと誰でも多少の差はあれ、そういう部分はあるでしょう。
そしてそれは悪い事ばかりではなく、一種の団結力や推進力も生むだろうし。

問題は多分「ウリ」の範囲なんだと思います。
一族郎党だけが「私達」なのか、友達までか、
自分の会社や地域社会にまで拡がるのか、
いやいやもっと、それは国家なのか、
それどころか世界中、この地球すべてが「私達」なのか…


目線が内向きになってきていると言われている今だからこそ、
私達一人一人が、その「私達」の示す範囲を
もう1度自分に問いかけてみる時期にきているのかもしれない、
そんなことを思いました。



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2016/11/08 23:35
もえーんさま

韓国は30年、中国は60年ですかー
その2国の30年後、60年後を見てみたい気がします^^
確かに韓国はなんか想像できるけど、中国に関しては
どうなっているのか全く予想ができないですね。
あ、でも北朝鮮も想像できないから、必然的に韓国も予想できない。
結局どこも全く分からないって気がしてきたw
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2016/11/08 02:11
感覚的には、韓国は30年、中国は60年以上おくれで追って来てる感じがします。ただ韓国は追いつけ追い越せなんだろうという流れに違和感はないのですが、中国は遅れていると言うよりも別物という気がしています。。
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2016/11/06 11:04
縁さん

奥ゆかしい、とか内面的とかは、ここで私が縁さんに持ってるイメージ
そのまんまですね~~(#^.^#)
ヤマトナデシコ的な感じがします。

韓国はわりと日本と比べて感情表現が激しいですよね。
それがどうとかではなく、昨今のデモ行進とか見てると
それはそれで羨ましくもあります。一人一人が行動に移しているようなところが、ね。
私もアメリカのあのノリにイマイチついていけません(^-^;ww
でもアメリカで生まれたら、ああいうノリの人間になっていただろうな~と思いますw
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2016/11/06 10:12
韓国は日本の20年前を追ってきている、とよく聞きます。
わたしはハマらなかったのですが、冬ソナがハマったのは、
まさに昭和を生きた人々だったように思います。

その国その国の文化があるから、一概には言えませんが、
わたしは日本の文化(奥ゆかしい、内面的)が結構好きなので、
何でもOPENなアメリカなどは、ちょっと好きになれません。。

的がずれたコメントだったらごめんなさい><



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