箱根とメロスと、走りたい映画
- カテゴリ：小説/詩
- 2017/01/04 01:41:42
ついに箱根駅伝も終わり、お正月も終わったな～という感じですね。
毎年、時間があれば箱根駅伝を見てるのですが、
本編のレースの面白さもさることながら、間のCMも正月で新しくなっていたり
箱根用のCMが流れたりして、そこも毎年楽しみだったりします。
今回は妻夫木くんの大人エレベーターのCM（サッポロだったっけ？）が
所ジョージさんになっていたり＾＾ 所さんの人生観は独特で面白いですね。
あと、太宰治の「走れメロス」を朗読するようなCMもありましたね。
～ 走れメロス、友が待っている ～ みたいなの。
過去の駅伝のシーンとリンクして感動的でした。
http://cm-watch.net/sapporobeer-hakone2017/
それで思い出しました。
小説『走れメロス』。
本家の太宰の方ではなくて、それをモチーフにした森見登美彦さん版「走れメロス」。
本家の方は、待っている親友の信頼に応えるためにメロスが走りますが、
森見版は違います。逆ですｗ
人質にとった親友を迎えに来い、さもないとそいつに人前で裸踊りをさせてやるｗと、脅されるのですが、
森見版メロスは迎えに行きません。走りません。親友をあっさり見捨てますｗｗ
っていうか逃げますｗｗ
その見捨てる理由がすごい。
俺たちの友情はそんなありきたりのものじゃないんだ、と。
俺はあいつの為に走らないし、あいつも俺にそんな期待を抱いていない、
それが俺達の俺たちなりの友情なのだ！！
と、訳の分からない屁理屈で、追手から逃げまくる、という小説ーー (^-^;
結局、親友は学祭のステージで、公衆の面前で、パンツ一丁で裸踊りをする羽目に…ｗ
何故かそこにメロスもやってきて自分も裸になり輪になって踊る、という
カオスなエンディングで終焉なんですがｗｗ
いや～好きです。その屁理屈の後ろに流れる友情（らしきもの）。
全く相手に対して期待や信頼というものを持たない友情（らしきもの）。
まさにそれこそが真の友情ではないのか！！なんて思い始める始末ｗ
箱根駅伝を見ながら、そしてメロスのCMを見ながら、
この輝くひたむきな大学生たちの裏で、
非常に分かりにく～～い形で友情を結んでいる大学生たちもどこかにいるんじゃないかなと
すこし妄想したり、期待したりもしていたのです＾＾
ついでにーー
箱根駅伝をテーマにした映画で思い出すのは
『風が強く吹いている』です。
監督、大森寿美男
出演、小出恵介・林遣都
ある大学の寮生たちが、素人ながらに箱根駅伝を目指すという、
ざっくりと言えばそういうお話(*^_^*)
これが意外にというか、面白かったし、いい映画でした。
素人が箱根を目指すという設定なので、見てるこっち側の素人にも
非常に分かりやすく作ってあるし、
箱根駅伝の基礎的な知識も学べます＾＾
それ以上に何が良かったかというと、「走る」という事の魅力を存分に表現しているところ。
それも映像表現で。 そこが１番ぐっと来ました。
昔、アカデミー作品賞を受賞した『炎のランナー』という映画があって、
あれも「走る」ってことを魅力的に映像で表現した映画だったと思うんだけど、
私は「風が～～」の方に軍配を上げたいなぁ。
こっちの方が、自分自身が外に出て走り出したくなりましたからｗｗ
この映画を職場の後輩にオススメしたんですが、彼女、
観終わってすぐに、シューズ履いてジョギングに出かけたそうですｗｗ
いや～そういう事されるの推薦者冥利に尽きますね(≧▽≦)
見てる人自身が走りたくなる映画、それが１番の陸上映画じゃないですかね。
そういう魅力が詰まった映画でした。
運動不足が心配される方々に、モチベーションを上げるのにも持ってこいだと思います。
ぜひ１度ご覧あれ。
箱根駅伝ももう１度見返したくなると思いますｗｗ
あと１年待たなきゃ、ですが…ｗ
あざっすm(__)m
ころんさんのブログ、面白いですねｗ
学連選抜が優勝したら革命ですね(≧▽≦)
今年は学連の人が区間賞獲ったけど、公式記録とはされないとか…。
なんか可哀想。 何のためにそんなチーム作ってるんでしょう(´・ω・`)
炎のランナーはあの曲をバックに学生たちが海岸を走ってるシーンが最高です☆
あのシーンだけでアカデミー賞だと思うｗｗ
ええー。勿体ない。私なら毎年行ってますｗｗ
でもあっという間に目の前を過ぎて行ってしまうんでしょうね…(^-^;
時代や背景も大幅に違いますし。
それと背景のごたごたした部分が多くて、走る魅力が薄れているような気も…
箱根駅伝、個人的にはいつも学連選抜を応援してます。
優勝したらいろんな意味で面白そうだなあ、とｗ
まあ、シード権も無理でしたけど…
今年は、独走でしたね。