Nicotto Town


ころんころん日記


運命の人とは


このお正月休みに図書館で借りていた本をやっと読み終えました。
アドラー心理学を扱った『幸せになる勇気』。
岸見一郎・古賀史健 著。

前作の『嫌われる勇気』が面白くて、どうしても読みたくて^^



ところで話は突然11月に遡るのですが、
11月末に私は一人旅で某地方へ出掛けまして、
そこのホテルで夜テレビを見ておりました。

それは『星の王子様』の本の内容をオリラジの中田さんがプレゼンする番組で、
その中で印象的だったのが、彼の婚約発表前夜の話です。

彼は婚約発表記者会見の前夜、非常に迷っていたそうです。
本当にこの選んだ女性で良かったのだろうかーー
もう記者会見をしたら後には引けないぞ、引き返すなら今だーー

その時、ふと手にしたのが『星の王子様』。
それを読んで、星の王子様と彼の薔薇の花とのエピソードに触れ、
(具体的には実際の本を読んで下さいませm(__)m)
中田さんは思ったそうです。

そうだ。この女性で良かったかどうかなんて今は分からない。
彼女が僕の運命の人だったかどうかは、これから自分たちで
作り上げていくものなんだーー


(*´ω`)「ふんふん、いいこと言うねぇ」

そんな感じで見ておりました。

次の日。

今度はずっと見ていたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』を
これまたホテルで見ました。

話の中で結婚生活に悩むヒロインのガッキーの母、
である富田靖子さんがこんなことを言いました。
「運命の人なんていないんじゃないかしら…」

(=゚ω゚)「!?」(昨日と同じこと言ってる!)

ちょっとびっくりしました。
何の偶然だ。


これまた次の日。
旅行からの帰り、時間が空いたので駅の本屋でブラブラしてたら、
赤い表紙の本が目に留まりました。
そう! 『幸せになる勇気』ですww ここで登場!

前作がすごく面白くて興味深い内容だったので、続編とは嬉しい!
と思い、手に取りパラパラ読みました。
この本はある哲学者と、悩める青年との対話形式で進む物語なんですが
前作で哲学者からアドラー心理学の教えを乞い、悩みの吹っ切れたはずのあの青年が
なんと今作の冒頭では、ちょっと半ギレ状態で哲学者に食ってかかっているではないですか!!
あんたの言ってる事は全て嘘っぱちだったー、とか何とか。


(=゚ω゚)「うおー。どうしたどうした、何があった!??」

もう初っ端から心鷲掴みにされましたww
この本、読みたい~。
でもなー。買うにしては高い本だしなぁ…(普段は主にBOOK OFFなのでww)
帰ってから図書館で探して借りて読もう~~♪♪ となりました。



そんなこんなで、帰って探して、ついに借りて、やっと読み終わったーー
というのが先日。
このブログの頭の状態 ↑ です(*‘∀‘) ふりだしに戻る。


で、ですね、この本の最後にもですね、もうお分かりですね^^
やっぱり出てきたわけです。

哲学者がその悩める若者に言うのです。

哲学者「アドラーは運命の人をいっさい認めません」
若者「運命の人はいないんですか?」
哲学者「いません!!!」
若者「!!!!!」


私も「!!!!!(゚Д゚;)」


違う意味の「!!!」ですがw


結局あの旅行って何だったんだろうーーって思うと、
私に運命の人はいないってことを知らしめるための旅だったんじゃないの?ww
そんなことをちらっと思ってしまったw
特にそういう事を信じて探し求めている人間でもないのですが…。
それでもどっかで信じていた部分があるのかも知れません。


運命の人、っているのでしょうか。
なんだかんだ言って独身者は、そういう幻想を少なからず皆抱いているような気がするし、
既婚者の方々はそんな夢はとうに覚めている方もいたり、また、
まさに結婚相手がそうだという方もいるかもしれません。

でも恐らく本当のところは、上の3つが教えてくれたように
運命の人とは出会うものではなく、自分たちで育んでいくもの、作り上げていくものーー
っていうことなんじゃないかなと思いました。



『幸せになる勇気』では、結婚についてはこう続きます。

哲学者「結婚とは<対象>を選ぶことではありません。自らの生き方を選ぶことです」


(;´・ω・)「生き方…」

結婚するってことは、それまでの<わたし>の世界から<わたしたち>の世界へと
自分の範囲を広げることでもあり、
それは生き方の変化であり、生き方を変える決断に他ならない、と。
(結婚してる人って凄いねと改めて思いますww)



ところで、
私にはこういうことがたま~~にあります。
借りてきたDVDやドラマで、繰り返し同じようなセリフを聞いたり、
その時読んでいる本で同じ言葉が出てきたり。

そういう時は、これは何かからの私へのメッセージなんだと思うようにしています。

そんなのただの偶然だ、と
自分が意識しているから、そういうセリフや文章ばかりに出会った気になるんだ、と
言われる方もいるかもしれませんが、
私は、起こった出来事をどう捉えるかは人それぞれであり
まさにその捉え方それこそが
その人の選択であり、その人の「生き方」でもあると思うのです。
そしてそれはどこまでも自由であり、どこまでも自己責任であるとも。


そんなこんなで、
足掛け3か月に渡って起こった不思議な出来事のお話でした(*´ω`)


出会った人を運命の人にしていくという勇気と決断…
なるほど、やはり結婚とは人生の大仕事のようですーー。
  
 

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2017/01/24 21:33
ちゃいろやさま

「割れ鍋に綴じ蓋」ってたまに聞く言葉ですが
ちゃんと意味分かってなくて、今調べて、へぇ~~(*_*)となりましたw

まぁ誰だって最初はピッタリ合ってると思うから一緒になり、
でも人って常に変化していくから、だんだん窮屈になってくるのかも。
互いに努力が必要ってことなんですねw
 

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2017/01/24 20:52
「運命の人」はわかりませんが
「割れ鍋に綴じ蓋」はあると思います。
面倒なのは、人は成長したり、日によって機嫌や好みが変わったりするので
その時その時の割れ方に合わせて、蓋も変わらなきゃ
いろいろ こぼれ落ちちゃうことですよね。
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2017/01/15 12:43
ありがとう。

「幸せになる勇気」も読みたくなりました。
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2017/01/10 22:53
もえーんさま

う~ん… でも出会えないなら、そもそもその人をどうして「運命の人」って呼ぶのか、
なんで「運命の人」なのか、疑問だな~、私はww
結婚を2回したってことは運命の人が2人は少なからずいた、ってことでいいのでは^^
夢も希望も持って下さいよ~w
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2017/01/10 02:48
運命の人はたぶんいるのですが、その人に出会い、かつ結ばれる確率は天文学的数字レベルで低いと思うので、事実上はいない、というのが私の見解です。夢も希望もありませんねw ちなみに私は結婚2回目ですが、なにか?
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2017/01/08 22:55
さくやさま

さくやさんもアドラー、読まれているのですね。

私も『嫌われる勇気』が面白かったので、アドラー関連の他の本も読みましたが
そちらはさっぱり…でした(^-^;
やはり『嫌われる勇気』の内容が、初心者にも判りやすいような
読みやすい書き方で書かれていたんだなと思います。
上手く自分の生き方にも活用していけたらいいですよね。
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2017/01/08 15:47
コロンさんと同じ考えです。

「幸せになる勇気」はまだ読んでいませんが、同じ時期に同じことを考えていた人がいることは不思議な気持ちです。

そして、このお正月、私はずいぶん遅くなってしまいましたが、やっと、「嫌われる勇気」を読み終えたところです。

アドラーの解説本は何冊か持っています。

アドラーは難解ではないが深いので、何度も読み返しています。

すこしでも、生きることに役立てばと考えます。
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2017/01/07 01:10
縁さま

結局、起こった嫌な出来事って、後から振り返ってみると
あの出来事があったから自分の短所も少しは直せたとか、
あの試練があったから自分の実力も少しは上がったとか、
長い目で見たらやっぱりアイツとは別れて正解だったとか(^-^;ww
ま、結局起こって良かったんとちゃうん?wwみたいなことが多くないですか?^^
その時は自分が人生の被害者のような気になっていても
いや実は良い経験を与えてもらっていたんじゃないかと。

そういうの全て結局自分の考え方捉え方次第でどうにでも変容するものなんだな~
って思います。
そして自分の考え方次第なら、心が幸せで楽しくなるような考え方したほうが
得なんじゃないか、と。^^  最近はそんな風に思ったりしてww

長い春を送っている方は世に多いと思うんだけど、周り見てて思うのは
やっぱ結婚は勢いとタイミングというかw
色々考えれば考えるほど、迷う理由がありすぎて難しいものなのかなと思います。
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2017/01/07 00:43
『嫌われる勇気』
いつも本屋さんで目立つところに山積みにされていて、興味はあるのだけれど、
なかなか手が伸びず、まだ読んだことがありません。
わたしは都合の良いことだけ、「これは運命だわ~」と考える、単細胞な人です^^
辛いことや嫌な出来事は「これは試練なんだわ~」と考え、全ての出来事に意味があると思っています。
だから、運命という言葉をしっかり考えたことも、意識したことも、実は無いのかも知れません(^^ゞ
結婚はゴールじゃなくてスタートだって、よく言いますよね。
わたしが結婚に踏み切れないのは、そういうこともあるからなのかも知れません。
結婚って、相手がいても居なくても、難しいなぁと思います・・・。
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2017/01/06 22:26
a01さま

袖触れ合うも他生の縁、といって
この人生でほんの少し、道をすれ違っただけのような人でも
今迄のどこかの前世で関わっていた縁のある人だって言いますよね。
だからある意味、出会う人は全て縁ある人、運命的に出会うべくして出会った人
とも言えるのかなーって思います。
こうしてSNSで顔も知らないけど関わっている人達だって、すべて
今迄の生でお知り合いだった人なんじゃないか、と…
そう考えるとなんか夢がありませんかww?

>自分の後に道はできていくと考えていたいw
こういう考え方すごく好きです。かっこいいっす (*´ω`)b
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2017/01/06 22:18
ロンリィさま

>それが運命だと捉えるか捉えないかは自分次第っていう感じなんじゃないかなーって思います。

まさにその通りだと思いますよ^^
起こったことをどう捉えるかはその人次第ですよね。

アドラーはおすすめです。
ありきたりの心理学じゃなくて、独自の視点を持ってる気がします。
どこかで借りて読んでみてください^_^ 
「嫌われる勇気」が面白いです。
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2017/01/06 12:37
アドラーですか!読んでみたいな。自分も借りようかな。
運命って、なんなんでしょうかね。人が「運命だ!」って言ったりしてるけど。
人が、その出会いとか結果をそうだと決めつけてる感じなんですかね。
それが運命だと捉えるか捉えないかは自分次第っていう感じなんじゃないかなーって思います。
「星の王子さま」、面白いですよね。共感できたり、新しい考え方を知れるし。
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2017/01/06 00:34
運命そのものをあまり信じていなかったりします。
人生を歩んできて、振り返って「運命だったのかな?」と思うことはあっても、
行く手に運命って道があると考えるのがなんか嫌。
良くも悪くも手柄が取られてるみたいで。
自分の後に道はできていくと考えていたいw

なので、運命の人はおらず、運命の人にしていくって考えにはすごく同意です。

…が、そうなると「自分が結婚できないのは運命の人と出会えていないから」と
言い訳できなくなるのがツラいww
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2017/01/05 22:55
クリルさま

コメントありがとうございます(*^_^*)

旅の友なんですね!『星の王子様』が。あ~なんか分かる気がします。
軽くて読みやすくて、しかも深いw 色々な発見がありますもんね。
私はそういうのないなぁ~~。本持って行っても読まないこと多いです。
次回は『星の王子様』持って行ってみましょうかね~^^
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2017/01/05 20:47
サンテグジュペリの「星の王子さま」私の旅のおともなんですよ。
何度読んでも気分が違えば気持ちに引っかかる文章が違うので何度も読み返したくなる本なんです。
実は3冊持っていて、家用、旅用、新訳と持っています。
今回のお話で、運命の人ですか
運命の人、必然的にあっていたとしても それが運命なのかも知れませんしね。
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2017/01/05 20:25
ソラさま

はじめまして。コメントありがとうございます^^

そうですね。
何だって「自分がそう思ったらそうだ」ってことで
いいんじゃないでしょうかww
1番残念なのは、ずっと探し求めて、ずっと決断できないこと
だったりするかもしれません。

ソラさんは既婚者の方?かな。
既婚者の方は絶対に奥さんがそうだと思っていたほうが
人生楽しいと思いますww
アバター
2017/01/05 15:37
はじめまして、足跡からおじゃましました。(^- ^ )

興味深いお話です。(^- ^ )
運命の人って、絶対この人と思ってたけど、しばらく経ってみたら違ってたり。
定義があるわけじゃないし、きっと最終的に自分がそう思えた人が
運命の人なんでしょうね。w

ホントはいないのかもしれませんが、
いた方が人生楽しい気がします。(^- ^ )



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