Nicotto Town


ころんころん日記


当たり前じゃない


先日、自分の通った小学校を見てきました。

私、小学校4年になる時、転校してるんですが、
その最初のほう、前半通った小学校。

前半・後半、ともに同じ市内なんですが、端から端への転校だったし、
なにぶん子供だったし、
高校生になってからは他県へ引っ越しもして、
もうその土地に自分の帰るべき家もなくなってしまったので
まったく縁がなくなっていたのです。

だから転校以来、初めて。
うん十年ぶりww に見たことになりますな(*^。^*)

その日、その県にいる友人に会いに行ったのですが、
会うまでにちょっと空き時間があり、偶々近くまで行ったもので
見に行ってみたのです。

いやぁ~~~、小っさ!(@_@)

こんなに小さい学校だったかと思うくらい。

当時はどでかいマンモス校だと思ってたんですけどねぇ。



話は変わって、最近なぜか毎日のように見ている動画があります。

『世界、ニッポン行きたい人応援団』とかいうTV番組。
(の、動画違法アップロード版w)

普段からも好きで見てるんですが、とある回の放送分が
ものすごく心に響いてしまって、そればかり見ている。

それは昨年12/29ごろ、まず放送されたもので
普段は日本文化に興味がある外国人を日本に招待するって内容なんですが
その回に限っては、日本人を招待。

もう80年くらい前に、南米パラグアイに移住した日本人の子供の子供。
日本語も流ちょうに話すし、顔も日本人。
でも日本には1度も行ったことがない、行ってみたい、という
ご夫婦を日本に招待したのです。

この夫妻のご主人の方の叔母さんにもインタビューしていましたが(パラグアイ在住)、
向こうでは大変なご苦労をされたようで、
広大な大地の向こうに1つ、大きな山が見えるんですね。
そこを日本の富士山だと思って、辛いときはその山を見上げて日本を思い、
頑張ってきた、と仰っておられました。

そのご招待した甥っ子夫婦も、まず日本でどこへ行きたいか尋ねると
「富士山が見たい」と。
富士山が日本の象徴なんでしょうね。

その後も、畳のある部屋は初めて!と感動されていたり、
温泉にも浸かったことがないから感動されてたり、
お刺身を食べては感動されてたり、
パラグアイには海がないので感動、雪も初めて見て感動、触って感動ーー

1つ1つ、私たちの周りには普通にあるもの、当然のようにあるものに
その方達は、見たことはないんだけど「懐かしさ」を感じて
感動されてましたね~。
それを見て私も感動(T_T) 


上で、私は高校で転校したと書いたけど、
他県に引っ越しをしたので、その後、大学とかで家を出てからは
休みで実家に帰省とかしても、
もうそこは、なんというか、本当の自分の育った「故郷」ではないんですよね。
(高3の1年間しかいなかったので)

なので当時は帰省前に、以前住んでた県にいる友人の家に立ち寄って
そこで友人と遊んでから、その後ちょっとだけ家に帰省する、
なんてことをしょっちゅうやってました。(笑)

その時、既に車の免許をとっていた友人が車に乗せてくれて
いろいろドライブするんですが、
どこもかしこも自分にとっては懐かしい場所で、
かつ、もう「戻れない場所」でもあるんです。
それが余計に自分の郷愁を誘うというか、
どこへ行っても何を見ても懐かしくて、切なくて、苦しかったのを覚えてます。

で、ある日、ふと気づいたんですが、
私にとってこんなに懐かしく、どこもかしこも胸が切なくなる風景なのに、
ここに住んでるこの友人にとっては、
まったくこの風景を見ても、何とも思っていない!!!
ただの日常の当たり前の風景に過ぎないんだなって。

それを初めて思ったとき、すごく愕然とした記憶があります(*_*)

なんだかその頃の自分を、このパラグアイのご夫婦を見てて思い出しました。

私達にとって当然の景色や食べ物、日本のいろいろも、
きっと他国で暮らす日本人の方々からしたら、
どうしようもなく大切で、懐かしい、尊いものであるんだろうなと。


それから番組は意外な展開を迎えーー

なんとそのご主人の子供時代の野球チームの仲間が、日本へ行き、
日本のプロ野球で活躍した選手だと判明!

その野球選手は中学校2年までパラグアイで育ち、
途中、日本に移住してきていた日系人だったんです(@_@)

実はその選手、ずっと昔、生で見たことがあります(´艸`*)
あ、もちろん野球場で、ではないですよw

学生時代に友人がその選手のファンで、近くに(っても2つ隣の県)
オフの療養に来るからその施設まで付いてきて!と言われ。
ええ、いわゆる追っかけ?w です(^_^;)

そういうチャラいこと好きじゃなかったんですけどねえw
交通費全額彼女持ち、という条件だったんで渋々付き合いました。

でも今思うとそれもまたいい経験だったかもしれないです。
だって、その選手、この番組見て思ったんだけど
とっても素敵な選手でした。素朴でね。やさしくて。
あの頃の友人の目は確かだったんだな~と、ちょっと見直した(笑)

そしてその選手、パラグアイの出身だったのね~とビックリ。
全く知らなかった。
友人は知っていたんだろうか?


そして番組では、その選手とご主人が再会ーー。35年ぶり?くらい。
そういうシーンって、もう全く関係ないこっちも
涙なくしては見られない…(ノД`)・゜・。 えがった、えがった。
テレ東さん、ありがとう。
会わせてくれてありがとう。
ご夫妻を日本に招待してくれてありがとう。
やさしくしてくれてありがとう。

何故だか目線が、ご夫妻の子供の目線になっちゃってる自分がいるw




で、番組第2弾が先日、9/28だったかな?にあったのですが、
こんどはその選手がパラグアイに里帰り編~~ だったんです。

そして私の最初の話に繋がるんですけど、
その選手が、自分の通った小学校を見に行って、

小っさぁ~~~(+o+)!! と驚くんですねぇww


その選手は、14歳以来の里帰りだったんですが、
パラグアイ時代の、野球チームの仲間たちも大勢集まってくれて
不思議ですが、もう何十年と会ってないのに
お互い太って禿げてw 白髪になってるのに
ちゃんと誰が誰だか分かるものなんですねえ。(^^♪

旧交を温めて、嬉しそうなみなさんを見ているだけで
こっちも嬉しくなってしまった(*^^*)


初めての日本に里帰りしたご夫婦の前編も、
35年ぶり?だかの野球選手の里帰りの後編も、
どちらも本当に素敵な、ドラマのような、心温まる内容でした。

でも特に私はご夫婦の来日編、前編が心に沁み込みました。

パラグアイでは平均月収が10万円。
そのご主人の月収は5万円だそうです。

ならば、日本への里帰りなんて、夢のまた夢ですよね。

そのご夫婦も、来日はこれが最初で最後だろうし、もう心残りはない
みたいなこと言われてました。


私は単純だから、日本へ移り住めば? こっちならもうちょっとは
収入も増えるだろうし、ずっと日本にいられるよ♪ (・´з`・)

とか思うんですが、そう単純な問題でもないんでしょうね。
お子さんも向こうで育ててらっしゃいますしね。
あちらにはあちらへの愛着というものもおありでしょう。


うちには畳の部屋があります。
お刺身も食べるし、時には雪も降りますが、
そういうの1つ1つ、日本に住んでることが、

どこかの誰かから見たら普通じゃないこと、
当たり前じゃないこと、なのかもしれません。
それは、しっかりと心のどこかに書き留めておきたいです。

その人たちは、いつもどこかで日本を見ています。
遠くのどこかで、日本を見守り、日本を乞い、日本を心配しています。
そういう人たちの為にも、
恥ずかしくない日本、じゃないとダメですね

そんなことを思いました。
 
   

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2017/10/12 20:29
わすれねさま

おおっ、わすれねさんも見られてましたか!!!
どうでした~? 感動しませんでした?
私は外国人をご招待する通常の回よりも、感動してしまいました。
これからも定期的に日本人を日本にご招待してほしいくらいです(≧▽≦)

日本も外国人が増えてきて、これからは治安も悪くなっていくんですかね。
怖いわぁ。

大人の玉入れなんてあるんですね。しらなんだ。
なんかしばらくぶりに運動会とか参加してやってみたいですね。綱引きとか^^
リレーとかはもう勘弁だけどww
 
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2017/10/12 00:54
うふふ、その番組、私も見てました〜〜(^^)
(もちろん正規オンタイム版で(≧艸≦))

外国人が日本の文化にどんな感慨を抱くのか、的な番組、
結構ありますよね。割と好きで見てしまいます。
そして、大荒れの海外ニュースを見るたび、
ああ、ニッポンに生まれて良かった・・・と胸をなでおろします。


↓下のコメント拝見してて思い出しましたが、
 今、大人の玉入れがニュースポーツになってるみたいですね〜(^^)
 全国大会もあって、優勝チームの「技」のスゴいこと(^_^;
 もちろん、サイズは大人バージョンでした。
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2017/10/10 12:58
縁さま

普段、身の回りで囲まれているものを、全く意識していないから
その有難さが分からないんでしょうけど、
こういったきっかけで意識できるようになるのは、大切かな~と思います。

「故郷は遠きにありて思うもの」という言葉、思い出しました。室生犀星の詩なんですね!
これほんと、言い得て妙だな~と思います。
そこにそのまま住んでる人は、そこはもう故郷じゃなくて生活の場なんですよね。
離れているからこその「故郷」なのかもしれないです。

そのあと、こう続くそうな。
「故郷は遠きにありて思うもの そして悲しくうたふもの
 よしや うらぶれて異土の乞食となるとても 帰るところにあるまじや」

室生犀星はなんと、故郷金沢に戻ってこの詩を詠んだそうです。
でもそこに馴染めず、再び異土に旅立つ前にこの詩を詠んだ。
故郷は住むところではなく、遠くの地から思いを馳せるものだとーー。
そういう思い、分からない人はそれはそれで幸せでしょうが、
身をもって分かる人も、きっと世の中にたくさんいるんじゃないかなと思います。
だからこの詩はいつまでも語り継がれているんじゃないですかね^^
 

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2017/10/10 12:39
a01さま

玉入れに?! 大人になってどこでそれを見るチャンスが(≧▽≦)??
地区の運動会に参加したとか?
見てみたいですね~。私も。 もう今ならドカドカ入れられるでしょうねw

そのa01さんの見た日本建築に興味のある女の子の回、私も見た気がします。
日本の田舎の古民家の回かな。
これからどんどん、どこの地方都市も画一化されていくような中では
ああいった昔ながらの日本家屋とかが、逆に注目を浴びていくかもですね。
あの古民家を再生させたのが、外国人設計士だったのも面白い話です。
外国人だからこその、フラットな目線があるのかなーと思います。
 
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2017/10/10 12:31
静香さま

静香さんもあの番組見られているのですね。なんか嬉しい(´艸`*)
ご夫婦で見られてても感動のツボが違うんですね~。
たしかに、私がこの回の番組に殊更に感動したのは、自分の辿ってきた道のりが
影響していたんだろうなと思います(^_^)

ところでご病気の方は大変ですね。
私は点滴の効き目に驚きましたがw そういう治療はないのでしょうか。
何度も再発する方もおられるそうなので、
再発のないよう、体に無理はいけませんね。日頃からーー。
病院のほうで、いい治療方法が見つかればいいですね。 お大事にして下さい。
 
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2017/10/10 11:01
ころんさん、こんにちは^^

当たり前じゃない当たり前ってありますよね。
そんなことを言いだしたら、全てが当たり前じゃない!・・・ということになりそうですが(^^ゞ
でも、気付かない当たり前があっても良いんじゃないかと、歳を重ねて思ったりします。
それだけ、日々平和に暮らしている、ということだから。

わたしも、郷がありません。あるけれど、もう郷ではないので帰省出来ません。
郷があるって、素敵だなぁ・・・と、心からそう思います。
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2017/10/10 09:49
子供の頃大きく見えていたものが小さく見えるというのは私も経験あります。
ただ、私の場合は運動会。
奇しくもころんさんのアバターと同じ玉入れでした。
いやー、ポールに低いこと低いこと。

この番組ってテレ東だったんですね。
該当の回ではありませんが、何度か観ました。やはり違法アップロード版でw
確か日本建築好きな女の子の回だったかな、なんか日本人と微妙に視点が違うんですよね。
我々は当たり前に見えて気にも留めないことを、彼らは驚いたり感動したりする。
外国人に気づかされる日本文化って不思議な気分にさせられます。
そんな日本ならではの文化を大切にしたいし、胸を張って誇れるようにしていきたいですね。
アバター
2017/10/10 08:30
お早うございます♪

この番組、私達夫婦も大好きで、毎回二人でウルウルしてしまうのですが、
おかしなことに、
嵌るツボが微妙に違う時もあって、互いが経験してきた事柄や人生観等が影響するのかも・・・笑

ところで
朝早くからころんさんの経験等を丁寧に書き込んでくださってありがとうございます。
とても参考になりました。
抗ウイルス薬は医師の指示のとおりに、きちんと全部飲み切らないと効果が無いのですね!
確かに耐性菌になってしまったのかもしれません・・・

今日は自宅でおとなしく療養して、明日病院で相談してみようと思います。

元気になったらまた交流してくださいね(*^〇^*)v



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