世界の片隅ってどこね？
- カテゴリ：映画
- 2017/10/14 23:01:01
昨年のキネマ旬報ベスト１０の堂々の第１位！
「この世界の片隅に」 を観ました～。 念願叶って、やっと(´艸｀*)
ずっと観たかったんですよね。
そして想像通り、素晴らしい作品でした。
昨年は、これと「君の名は。」が並び評されていましたけど、
いや、比べ物にならんかったとですｗ
格が違うと感じました。
女の目線から戦争を描いた映画としては、日本映画の中では
５本指に入ると思います。
映画でしか出来ない表現や、アニメでしか出来ない表現も多用されてて
新しさ、新鮮さ、もあって、
悲惨な時代の悲惨な出来事を描いているんだけど、
ただ悲しいだけじゃなくて、
あの時代にも確かに、今と変わらず、市井の人々の暮らしがあって
そこにはユーモアや笑いがあって、
なんか戦争の時代というだけで
今の私たちの時代とは切り離された時という印象があるけど
そんな時代ないんですよね。
どんな時代も、ずっと今の時代と地続きなわけでーー。
繋がってるわけで。
今の私たちとほとんど一緒なんですよね。
同じようなことで人に惹かれたり、人を嫌ったり、
自分を蔑んだり、自分を憐れんだり。
それゆえ人を傷つけたり。
人間の本質はなんも変わっとりません。(^_^;)
この映画は、なんというか戦争というものをベースにした
夫婦の物語。
相手の顔もよく知らず、親が勝手に決めた結婚で、
そういう相手といろいろな経験を踏みながら
だんだんと本物の夫婦になっていく物語。
原爆投下の瞬間も、その夜も、次の日も
玉音放送を聞いた日も、その次の日も、そのまた次の日も、
ただ淡々と日々が流れていくのを描いています。
そんな戦争映画初めて観ました。
でも実際きっとそうだったのだろう。
そういうものだったんだろう。
今だって、大切な誰かが死んだって、
日々はただ淡々と流れていくだけ。
時間は相変わらずいつも通りに過ぎていくだけ。
心が立ち止まってるからといって時間が立ち止まってくれる事などない。
何万人と死ぬ爆弾が落ちても、何万人と死んだ戦争が終わっても、
時間の流れというものは、
今も昔も変わらずただ過ぎていくだけーー。
ちょっと欠点もありました。
分かりにくい部分、はしょってるエピソード多いです。
漫画が原作らしく、かなりの情報量がある作品を、ぎゅっと
２時間に圧縮してるので、
しかも省略の仕方が中途半端ｗなので、
付いていけない所も多かった。
原作読んでる人には分かる、みたいなやり方
好きじゃないな～(~_~)
映画の不足を原作で補わせるな！
そっちの努力不足をこっちの努力で補わせるな！
意図的に隠した部分を、さも高尚な裏メニュー的な
ゲームの裏技みたいな、もったいぶった見せ方すな！！
ーー等等、思う部分も多々ありましたが、
そこはまぁ、補って余りある魅力のある映画なので、ま、いっか(≧▽≦)！
あ、ちなみに主役の娘の声優は、能年ちゃんです。
（ってか、いまは「のん」ちゃん？）
めちゃ良かったですよ。能年ちゃん。
天然そうだけど、芯のしっかりした娘さん役、まさに彼女じゃないですか？
事務所問題とか色々あったみたいですが
彼女の経てきた道のりを考えると、
この映画を味わう奥行きが、また１つ深まります( ˘ω˘ )
日本の芸能界ってほんと気持ち悪いですね。
正直、大嫌いですｗｗ
すみません、話逸れました m(__)m
映画のタイトルは、能年ちゃんのセリフです。
「ありがとう。この世界の片隅にうちを見つけてくれて」
そういう世界の片隅でひっそりと生きている人々の物語。
でも本当はそれら１つ１つが世界の中心地なんだけどね。
どこだって、自分が今いるところが、自分の世界の中心地。
誰にとってもそうだし、世界の片隅なんてない。
いい映画です。
ぜひぜひ機会があればみなさんもご覧ください。
あの時代に対する認識がすこし変わると思います(＾ω＾)ゝ
予告、私も見てみましたが、いい感じに仕上がってますね＾＾
「悲しくてやりきれない」、コトリンゴもいいですよ♪
たしかあの曲、「イムジン河」を逆回転させて作った曲って
前聞いたような…。 原曲、上回ってますやんｗ
原作漫画も内容が濃い～みたいです。
その濃いのをさらに映画で圧縮してるんで、ますます分かりにくい。
しかもその断片をチラ見せしてくるんで、ね～。 やらしいなぁｗ
１番の見どころは、やっぱ能年ちゃんの「声」だと思われます。(*‘∀‘)
ぜひ１度ご覧あれ♪
ほー、そんなに良かったんだ。
ついつい、漫画原作かあ、うーんって思っちゃうんですよね。
変なの多いからなー、と。「キャシャーン」とか「デビルマン」とかｗ
機会があれば見てみます。
が、「悲しくてやりきれない」はオリジナル以外認めない(๑ÒωÓ๑)
どうしても呉と聞くと「実録やくざ映画の金字塔！」のあれが出て来てしまうｗ