見知らぬ死
- カテゴリ：ニュース
- 2018/01/04 23:12:27
明けましておめでとうございます！
本年もどうぞよろしく(*‘∀‘)
ーーとまぁ、ご挨拶は軽く終わったところでーー
新年一発目から書く話題でもないけど、なんか逆に書かなきゃ
気が晴れないので、書くことにします。
重い話題なんで、どうか華麗にスルーを…(^_^;)ｗｗ
いやぁ、昨年１２月後半から、ずっとあるニュースが頭から離れません。
韓国の某アイドルグループの一人が自殺で亡くなったというニュース。
そのグループ、名前聞いた事あるくらいで、全く知りませんでした。
まぁ、私、韓国という国の在り様があまり好きでないので
Ｋ－ＰＯＰというものには距離を置いてます。
なので、亡くなった人も「誰それ？」って感じ。
見知らぬ人の見知らぬ１つの死ーー って感じでした。
でも、このニュース、ちょっと気になって色々見たりしたんです。
遺書を残されてたんですよね。しかも生前に友人に託している。
自分に何かあったらこれをインスタグラムで公開して欲しいと。
まずそこに驚きました。
友人に託した後で、数日後ソロコンサートも行っているんです。
その遺書を読んで、胸が詰まりました。
お疲れ様と言ってくれ。
笑っては無理でも、どうか責めずに見送ってくれ。
本当に疲れた。 さようなら。
全文はもっと長い遺書なんだけど、こんな言い方、変だけど、
とてもきれいで、凄く詩的な文章でした。
文才のある人なんだなと思いました。
不謹慎ですが、私はその遺書に惹き付けられました。
それで、いろいろ動画を漁りました。
最初はバラエティ番組とか見ていて、
メンバーみんなが仲良く、いい人達そうで、かわいくて、
でもまぁ、いわゆる「フツー」の人達という印象を受けました。
この人たちがそんなに人気(*_*)？？ と。
で、やっと歌ってる映像見てびっくり( ﾟДﾟ)！！！
別人！！！
みんな格好いい！ こっちか！本業はっ！！！ って感じ。
（そうだっつーーのｗｗ）
元々ダンス見るの好きなんで、これまた一気に惹き込まれました。
振付も独創的で格好いいし、ダンスも上手く、歌も上手い。
しかもちゃんと歌ってて口パクじゃないｗ
こんなアーティストいたんだね、知らんかったわ～と。
（ま、意識的に避けてたんだから当然ですがｗ）
で、そうこうしてるうちに、
彼が生前、最後に行ったというソロコンサートの映像にブチ当たりました。
迷いました。見ようかどうしようか…。
恐らく最後の姿でしょうから…やっぱ心構えがいります。
大きな会場でファンの前に立っていた彼の姿は、
びっくりするほど、それまでの動画で見てきた彼の姿と違っていて
でもそういう見た目以上に、覇気がなかった。
全てを悟って、全てを諦めたような目をしていました。
そう、もう、この時は遺書を友人に渡していたんだから
覚悟を決めてたんですね。
それで、やっぱりめちゃめちゃ不謹慎なんだけど、
その姿が、とてもとても美しく私には見えたんです。
花火とかでもそうかもだけど、最後の瞬間、
ぶわっと燃え上がる時がありますよね。
人でもきっとそういう時があると思っていて、
命が終わる前に、それまで残っていたエネルギーがわっと燃え上がる瞬間。
そういう最後の炎みたいなものを、この時の彼には感じました。
このソロコンサートの最後に選んだ曲が、
彼自身が作詞作曲した、「End of a day」という曲だそうです。
１日の終りに、彼が彼女にかけてあげる言葉が
歌詞の最後にあります。
よく頑張った 本当にたいへんだったね
君は僕の誇り
君は僕の誇り
そのコンサートの終りに、ファンの方々だけで、
この歌詞を合唱するシーンがありました。
その歌声に静かに耳を傾けながら、ファンをじっと見つめて
彼はステージを降りていきました。
たぶん、たぶんだけど、
その曲が最後にくるように自分で決めてたんだろうな。
その言葉（歌詞）を最後にファンに歌ってもらって、
それで最後にしようと思っていたんだろう。
ファンにその歌詞を歌われたとき、
お疲れ様、大変だったね、と歌ってもらった時、
彼の中で、もうじゅうぶん何かが納得出来たんだと思う。
それくらい、あの言葉を誰かに言われるというのは重い。
人生お疲れ様でした、と人に言われたら
それはもう実際終わるしか結末がないような気がします。
そういう風に自分を持って行ったんじゃないか、と。
まだある迷いや未練を断ち切るために。
そういう彼の心、１つ１つを想像してみるとき、
それは私の勝手な想像かもしれないけど、
彼の孤独とその深さに言葉を失います。
でもこれまた不謹慎極まりなく思います。
見事な終わらせ方だな、と。
人の死に方というのは、その人の生き方の反映でもあると思います。
だからきっと彼の生き方も、見事なものだったんでしょうね。
ずっと遡るように、彼の今迄の映像を見てきて、
何故こうなってしまったのかと、
別にファンでもなんでもなかったくせに
そんなことを思ったりするんだけど、
当人ではないので、その理由は分かりようもないけど、
あの輝く眩いスポットライトの中で、歌い踊り、生きていくというのは
私たちが思うほど、幸せな面ばかりではないんでしょうね。
それが彼には辛く苦しく耐えがたいものだったんだな、と
それだけは思いました。
そして、最初ニュースを聞いたときは
ただのどこかの誰かの「見知らぬ死」でしかなかったニュースが、
今はもう、自分にとってそうでなくなりました。
２７年間という短くて濃い時間を生きた一人の人間の
大きくて重い死。
何かを知り、誰かを知れば、それは自分にとって他人事ではなくなる。
逆に自分にとって軽いというのは、ただそれを、その人を、知らないからなんだと、
ただ何も知らないからなんだとーー思います。
前、書いた『君たちはどう生きるか』の本の中、
確か、最後のエピソードで、こんなのがあるんですよ。
少年が、庭の土からある植物の芽がちょっと出てる事に気付くんです。
で、掘ってみるんですが、掘れども掘れども、その球根に辿り着かない。
やっと辿り着いたら、すごーく深いところにそれはあって、
おじさんに日記で報告するんです。
で、おじさんはそれに対してーー
世の中の学問や、芸術・文化も、そういうものだと回答するんです。
どんなに障害があろうと、距離があろうと、暗く深い土の中だろうと、
素晴らしい学問や芸術文化はそれを超えていく、と。
人間の未知なる学問や文化、芸術に対する興味や好奇心には際限がなく、
人はそれを求めてやまないものだと。
そして学問や文化芸術は、やすやすと様々な障害を超え、
世界に、時代に、拡がっていく、と。
深い土をモノともせず這い上がって来た球根の芽に例えて言うんです。
そうそう、そうなんですよね。
それを求める人間の心は抑えようがない。
どんな国や人が作った映画でも、
いいものはいいし、感動するし、
私はそれを見たいし、触れたい！！！
音楽でも、学問でも、なんだってそうでしょうね。
学問や芸術に障害はない。
それを求める人の心にブレーキをかけることは出来ない。
それが人間の本質のような気がします。
もしそれを阻むものがあるなら、それはきっと
それを知らないから じゃないかな。
だから、もし自分が何かや誰かを理解できない時には、
それは自分がそれを知らないからじゃないか、ってこと
忘れずにいたいです。
あ、なんかソクラテスっぽい終り？これ（笑）
その彼たる、SHINeeのメンバー、ジョンヒョンさんの
ご冥福を心よりお祈りします。
本当にお疲れ様でした。
そうですね～。小説家とかミュージシャンは、非業の死を遂げる人多いですよね。
いろいろ考えすぎておかしくなっちゃうのかな(^_^;)
この方もアイドルとは言いながら、自分で作詞作曲もするし
小説も出版してたみたいでした。
加えて、あの難易度の高い振付を覚えて新曲出して、
世界に売り出してるから各国の言語も覚えて、その言語の歌詞で歌ったり、
平日月～金で深夜ラジオの生放送もやってたとか…。
そりゃ病むわ…って驚くほどの忙しさですね。
やっぱ人間、自分の時間をきちんと持つことが大切と思います。
縁さんも気を付けてくださいね。
韓国の男子って、なんかみんなキノコみたいな頭多くありません？ｗ
ま、いろいろいるんだけど、全般的にｗ
そして総じてカラフルですよねｗｗ
友好の架け橋かぁ～～(￣▽￣;)
そんな理想を抱いていた時期もあった… あれはそう2002・Ｗ杯のころ…
a01さんは洋楽好きですもんね。
なんかＫー関係にはハマらない気もします(๑˃̵ᴗ˂̵)
未だに亡くなられた方がどのような方だったのか、ころんさんのブログを拝読して
なるほど、と知ったくらいです。
彼は、芸能界という世界に踏み込んで、生きて、そういう結末を導いたのですね。
文豪の方はドラマチックな終焉を迎えられる方が本当に多いな、と思います。
言葉にするにはチープですが、繊細で賢く、才のある人だったのだろうな、と。
わたしは、そのような境地に立つことは多分一生無いのだろうけれど、
そういう方々の一部分に触れられたということに感謝しなければならないかも知れないですね。
ご冥福をお祈り致します。
全然知らないけどｗ
無知は罪って言いますもんね。
私も拒まずに知る努力をしていかなきゃ…
お互い知ることで日韓友好の橋がかけられるかもしれませんよね！
……ただなあ…如何せん興味がわか（ｒｙ